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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド

3.1.6 REST型の通信を行う

機能説明

REST型の通信を行います。

オプション

必須オプション

(1) hostname

REST型で通信を行うホスト名またはIPアドレスです。

運用自動化サーバにREST通信する場合、'localhost'または'127.0.0.1'を指定します。

ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(2) methodname

実行するHTTP(HTTPS)のメソッド名です。

GET、POST、PUT、DELETEを指定します。

メソッド名を省略した場合、引数エラーとなります。

メソッド名の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(3) resourcepath

利用するリソースのパスです。

リソースのパスを省略した場合、引数エラーとなります。

パスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

リソースのパスは、以下のように指定します。

(例) /webdav/index.html

(4) param

利用するリソースへの引数名と引数の値です。

リソースへの引数名と引数の値を省略した場合、引数エラーとなります。

引数名と引数の値の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

リソースへの引数名と引数の値は、以下のように「引数名=引数の値」で指定します。複数指定する場合は、「&」で区切ります。

(例) label1=value1&label2=value2

詳細オプション

(1) port

REST型で通信を行うホストのポート番号です。

ポート番号は整数型で、0~65535の間で指定します。

ポート番号を省略した場合、80を指定します。

(2) basicusername

BASIC認証を行うユーザ名です。

ユーザ名を省略した場合、BASIC認証を利用しないREST通信を行います。

ユーザ名の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(3) basicpassword

BASIC認証を行うユーザのパスワードです。

パスワードを省略した場合、BASIC認証を利用しないREST通信を行います。

パスワードの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(4) element

REST型通信の実行結果(XML形式)を解析するための要素名のアドレスです。

実行結果(XML形式)の文字列から、elementで指定したアドレス(xpath)と一致する内容を文字列で出力します。

該当する要素が複数存在する場合は、要素をダブルクォーテーションで囲み、カンマ区切りで文字列を出力します。

(例) データが「要素A」「要素B "C,D"」の場合:"要素A","要素B ""C,D"""

該当する要素が存在しない場合、エラーとなります。

要素名を省略した場合、REST型通信の実行結果はXML形式で出力します。

要素名の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

要素名のアドレスは、以下のように指定します。

(例) /response/params/item

(5) proxy

プロキシサーバのアドレスです。

プロキシサーバのアドレスを省略した場合、プロキシサーバを利用しない通信となります。

アドレスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(6) proxyport

プロキシサーバのポート番号です。

ポート番号は整数型で、0~65535の間で指定します。

ポート番号を省略した場合、8080を指定します。

(7) protocoltype

REST通信を行うプロトコル種別です。

http、httpsを指定します。

プロトコル種別を省略した場合、httpを指定します。

プロトコル種別の文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(8) requestxml

REST通信でボディに格納するXML形式のリクエストです。

XML形式のリクエストを省略した場合、ボディにXML形式のリクエストを格納しないREST通信となります。

XML形式のリクエストの文字列の上限は、2048バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

XML形式のリクエストは、以下のように指定します。

(例) <request><data>1234</data></request>

(9) timeout

運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。

1~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。

(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600

完了待ち合わせ時間を省略した場合、300(秒)を指定します。

上記の範囲外の値を入力した場合、300(秒)を指定します。

(10) retry

運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。

0~5の範囲で指定が可能です。

(例) 起動リトライを2回行う場合:2

起動リトライ回数を省略した場合、0(回)を指定します。

上記の範囲外の値を入力した場合、0(回)を指定します。

復帰値

復帰値

意味

0

REST通信に成功しました。

161

REST通信に失敗しました。

176

elementに該当する要素が存在しませんでした。

188

実行中に通信が切断しました。

189

サーバに接続できませんでした。

197

オプションの内容に誤りがありました。

201

運用操作部品の実行がタイムアウトしました。

202

運用操作部品が実行されませんでした。

203

運用操作部品の実行が失敗しました。運用自動化サーバの環境に問題があります。

標準出力/標準エラー出力

REST型の通信に成功した場合、実行結果を文字列またはXML形式の文字列で標準出力します。

REST型の通信に失敗した場合、エラー内容を文字列で標準エラー出力します。

注意事項