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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド

1.4.9 swpm_createrelationslip(関連プロセス起案コマンド)

機能説明

本コマンドは、プロセスに関連した新しいサブプロセスを起案します。

起案する伝票は、サブプロセスを起案する親プロセスの伝票内容からひな型に適用され、生成されます。


記述形式

swpm_createrelationslip

-piid parentid -key keyname -fxml formxmlfile -slipid slipid [-id id] [-createonly]


オプション

-piid

起案するプロセスの親となるプロセスIDを指定します。

起案する伝票は、ここで指定した親プロセスの伝票の内容がひな形に適用され生成されます。

プロセスIDは、アプリケーション実行機能を利用して自動実行アプリケーションの実行時の引数として渡すことが出来ます。

-key

親プロセスから、関連プロセスとして検索するキー情報を指定します。

-fxml

起案する伝票のひな形となるXMLドキュメントのパスを指定します。

-createonlyオプションを指定した場合は、このファイルが起案する伝票になります。

このファイルは、伝票情報抽出コマンドによって作成することが出来ます。

-slipid

起案する伝票の伝票種別コードを指定します。

slipidに’/’(スラッシュ)で始まる文字列を指定した場合は、slipidは回覧ルート定義ファイルのファイル名として解釈し、その定義内容で起案します。

(指定例)

回覧ルート定義ファイルにC:\routet.txtを指定します。

-slipid /C:\routet.txt

回覧ルート定義ファイルに/usr/local/route.txtを指定します。

-slipid //usr/local/route.txt

実際のファイルのパスの前に’/’を付加して指定してください。

-id

起案するプロセスの起案者IDを指定します。この起案者IDは、起案するプロセスの起案権限を持ったIDでなければなりません。このオプションを省略すると、伝票定義に定義された回送ルート定義、または回覧ルート定義ファイルに定義された起案者でプロセスが起案されます。

-createonly

このオプションを指定すると、伝票情報のひな型への適用は行わずにプロセスの起案を行います。

起案する際の伝票内容は、-fxmlで指定したXMLドキュメントの内容で起案されます。


復帰値

0:

正常終了

1:

コマンド実行エラー

2:

パラメタエラー

3:

環境定義エラー

4:

内部エラー

5:

データベースアクセスエラー

6:

ファイル入出力エラー

20:

プロセス起案エラー

不定:

強制終了


コマンド格納場所

[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin
※デフォルトの場合はC:\SWPM

/opt/FJSVswpm/bin


実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】


注意事項

伝票のひな型へは、親プロセスの伝票情報から同一タグ名を持った情報が適用されます。

-idオプションによって明示的に起案者を指定した場合でも、BPMのプロセスの起案は、常にワークフロー制御アカウント(デフォルトではflowadm)によって起案されます。
このため、BPMのプロセスインスタンスの履歴には、ワークフロー制御アカウントによって実行された結果として記録されます。


使用例

アプリケーション実行機能の動作設定ファイル(ae.ini)での定義例

【Windows】

APL100.path=C:/itpm/bin/swpm_createrelationslip.cmd

APL100.param=-piid @4 -key 開発要求待ち -fxml $in -id @2 -slipid 4dfthcft0002

【Solaris/Linux】

APL100.path=/opt/FJSVswpm/bin/swpm_createrelationslip

APL100.param=-piid @4 -key 開発要求待ち -fxml $in -id @2 -slipid 4dfthcft0002