各コマンドについて、以下の順で必要な項目について説明します。
環境定義コマンド
Systemwalker Runbook Automationを導入する際や、環境定義を行う際に使用します。
起動停止コマンド
Systemwalker Runbook Automationの起動停止を行う際に使用します。
運用設計コマンド
定義変更などの運用設計や設定変更を行う際に使用します。
運用コマンド
各種プロセス情報や伝票情報の操作など、運用に応じて使用します。
メンテナンスコマンド
トラブル発生時の調査資料採取や、データのバックアップ・リストアなどの各種メンテナンス運用時に使用します。
注意
アプリケーション実行機能について
Systemwalker Runbook Automationによる運用の自動化において、アプリケーション実行機能は利用しません。したがって、本書に記載されている説明のうち“自動実行アプリケーション”に関する説明については、お読みいただく必要はありません。
注意
Solaris 10の場合の注意事項
Solaris 10では、特定の操作を行えないように設定できるため、そのような設定をした場合、root権限をもつユーザーであってもコマンドを実行することができません。
例えば、シェルの起動時に読み込まれるファイルに、プロセスの起動を抑止するように設定しておけば、シェルからの操作を抑止することができます。このため、プロセスの起動を抑止するように設定している場合、Systemwalker Runbook Automationが提供するコマンドを実行しても、プロセスが起動できないため実行できません。
Systemwalker Runbook Automationの操作は抑止の設定をしないでください。
注意
コマンド実行環境の文字コード
Systemwalker Runbook Automationが提供するコマンドを実行する場合、ターミナルやコンソールなどのコマンド実行環境の文字コードは、システムの文字コードと必ず一致させてください。