機能説明
本コマンドは、プロセス起案コマンド(swpm_cretateslip)で起案したサブプロセスの伝票項目を、呼び出したプロセスの伝票項目へ反映します。
記述形式
swpm_mergesubslip | -piid piid -notifyid subpiid -dxml xmlfile -mergedxml mergedxmlfile |
オプション
伝票項目の反映先のプロセスのプロセスIDを指定します。
プロセスIDは、Systemwalker Runbook Automationのアプリケーション実行機能を利用して、自動実行アプリケーション実行時の引数として渡すことができます。
伝票項目の反映元を、このコマンドを実行するプロセスに対し、終了通知を行ったプロセスとするオプションです。
subpiidは、-piidで指定したプロセスに対し、サブプロセス終了通知 (swpm_notifysubslipexit)を実行して終了通知を行ったプロセスでなければなりません。
終了通知を行ったプロセスIDは、Systemwalker Runbook Automationのアプリケーション実行機能を利用して、自動実行アプリケーション実行時の引数として渡すことができます。
伝票項目の反映元となる伝票のXMLドキュメントのファイル名を指定します。
これは通常-piidで指定したプロセスの入力中伝票になります。
このファイルは、処理が正常に終了した場合にサブプロセス伝票反映コマンドによって削除されます。
入力中伝票のXMLドキュメントファイルは、Systemwalker Runbook Automationのアプリケーション実行機能を利用して、自動実行アプリケーション実行時の引数として渡すことができます。
反映後の伝票のXMLドキュメントのファイル名を指定します。
このファイルに、-dxmlで指定した伝票とサブプロセスの伝票を反映したXMLドキュメントが出力されます。
伝票反映後のXMLドキュメントファイルは、Systemwalker Runbook Automationのアプリケーション実行機能を利用して自動生成し、そのパスを自動実行アプリケーション実行時の引数として渡すことができます。
また、伝票に反映された後のファイルは、アプリケーション実行機能によって自動で削除されます。
復帰値
正常終了
コマンド実行エラー
パラメタエラー
環境定義エラー
内部エラー
データベースアクセスエラー
ファイル入出力エラー
-piidに指定されたプロセスが存在しない
反映元となるプロセスが存在しない
伝票反映エラー
強制終了
コマンド格納場所
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin |
/opt/FJSVswpm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008の場合は、管理者として実行してください
運用自動化サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)だけが実行できます。
運用自動化サーバで実行可能です。
使用例
アプリケーション実行機能の動作設定ファイル(ae.ini)の記述例
【Windows】
APL100.path=C:/itpm/bin/swpm_mergesubslip.cmd |
【Solaris/Linux】
APL100.path=/opt/FJSVswpm/bin/swpm_mergesubslip.sh |
注意事項
自動実行アプリケーションとして実行する場合は、同期実行のみの使用としてください。