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SystemwalkerRunbook Automation V14g 導入ガイド

3.1.9 WMI通信の設定【Windows】

WMI通信を使用する運用操作部品を利用する場合は、以下を実施してください。

WMIでアクセスするためのアカウントを準備する

WMIサービスを起動する

WMI通信設定を確認する

Systemwalker MpMjesサービスのサービス起動アカウントを変更する

WMIでアクセスするためのアカウント準備する

WMIでアクセスするためにアカウントを準備する方法について説明します。

管理者アカウントは、[ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要]を設定しないでください。

また、Windows Vista以降のユーザーアカウント制御を使用している場合は、以下のどちらかの作業を実施してください。

Active Directoryを導入している場合

Active Directory が導入されたドメイン環境の場合は、接続先のローカルAdministrators グループに所属するドメインアカウントを設定してください。

Active Directoryを導入していない場合

用意した管理者アカウントに対して、以下を実施してください。

  1. “コンピュータの管理”にて[ローカルユーザとグループ]-[ユーザ]で、用意した管理者アカウントに対して“Event Log Readers”権限を付加します。

  2. “コンポーネントサービス(注)”(DCOMCNFG.EXE)にて[コンポーネントサービス]-[コンピュータ]-[マイ コンピュータ]を右クリックして[プロパティ]を選択します。

    注)Windows Vista以降の場合、コマンドプロンプトから「DCOMCNFG.EXE」コマンドを起動します。

  3. [マイ コンピュータのプロパティ]の[COMセキュリティ]タブを選択します。

  4. [アクセス許可]の[制限の編集]をクリックし、“ANONYMOUS LOGON”に対する[リモートアクセス]を許可します。

  5. [起動とアクティブ化のアクセス許可]の[制限の編集]をクリックし、[起動許可]ダイアログボックスを表示します。

  6. [グループ名またはユーザ名]に用意したアカウントを追加します。[アクセス許可]では、“リモートからの起動”、“リモートからのアクティブ化”を許可します。

  7. “コンピュータの管理”で[サービスとアプリケーション]-[WMIコントロール]を右クリックして、[プロパティ]を選択します。

    [WMIコントロールのプロパティ]の[セキュリティ]タブで、以下の名前空間を選択して、[セキュリティ]をクリックします。

    <名前空間>

    Root
    Root\CIMV2
    Root\DEFAULT

    [セキュリティ]では用意した管理者アカウントを追加し、すべての項目に対してアクセスを許可します。

WMIサービスを起動する

WMIサービスを起動します。

WMIがインストールされていない環境では、WMIをインストールしてください。

WMI通信設定を確認する

以下のコマンドを実行し、WMIの通信設定を確認します。

C:\>WMIC /NODE:"127.0.0.1" OS GET CSName

WMI通信の設定が正しく設定されている場合、運用自動化サーバのコンピュータ名が表示されます。

実行例)

C:\>WMIC /NODE:"127.0.0.1" OS GET CSName 
CSName
コンピュータ名

Systemwalker MpMjesサービスのサービス起動アカウントを変更する

WMI通信を利用してサービスの起動確認を行う場合、運用自動化サーバのシステムユーザーの変更が必要となります。以下の手順でシステムユーザーを管理者権限のあるユーザーへ変更してください。

  1. [スタート]-[コントロールパネル]の[管理ツール]-[サービス]を起動し、Systemwalker MpMjesサービスを停止します。

  2. Systemwalker MpMjesサービスのプロパティ画面を開きます。

  3. ログオンタブのアカウントに管理者権限のあるユーザーを入力し、パスワードを入力して[OK]ボタンを押します。

  4. Systemwalker MpMjesサービスを起動します。