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SystemwalkerRunbook Automation V14g 導入ガイド

3.1.8 構成情報を自動収集するための設定

運用自動化サーバから構成情報を自動収集する場合は、以下の設定を行ってください。

実行に必要な権限

【Windows】

設定手順

【Windows】

  1. Systemwalker Runbook Automationが起動している場合は、以下のコマンドを実行して停止します。

    [Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin\swpm_stop

  2. エージェント連携定義ファイルを修正します。

    運用自動化サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、エージェント連携定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“エージェント連携定義ファイルの修正方法”を参照してください。

  3. 以下の環境設定コマンドを実行します。

    [Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_INV

  4. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。

    [Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin\swpm_start

  5. 以下のコマンドを実行して、CMDBで管理している実態レコードの更新を実施してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録されます。

    [Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh.exe -q type=AGT_INV

    ポイント

    cmdbrefreshコマンドの詳細は、"Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド"の"cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)"を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。

    • FCMDB: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'

    • FCMDB: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'

エージェント連携定義ファイルの修正方法

以下の手順でエージェント連携定義ファイルを編集し、ノード検出するサブネットを指定します。

  1. エージェント連携定義ファイルのテンプレートを同じフォルダにコピーし、リネームします。

    コピー元

    【Windows】

    • 運用自動化サーバの場合

      [CMDBマネージャのデータベース格納先]\FJSVcmdbma\etc\mdrdb.user.template

    • 中継サーバの場合

      [エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user.template

    コピー先

    【Windows】

    • 運用自動化サーバの場合

      [CMDBマネージャのデータベース格納先]\FJSVcmdbma\etc\mdrdb.user

    • 中継サーバの場合

      [エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user

  2. 手順1で作成したファイル(mdrdb.user)を、エディタを使用して以下のように修正します。

    エントリ

    説明

    mdbad.inventory.network.address

    ネットワーク上のノードを自動検出するサブネットアドレスを指定します。

    複数のサブネットを指定する場合は、“,”(カンマ)で区切って指定します。

    運用自動化サーバ、または中継サーバが所属するサブネットからのみノード検出する場合は、本項目は省略できます。

    本項目にサブネットアドレスが指定された場合は、指定されたサブネットに所属するノードのみ検出します。

    そのため、運用自動化サーバ、または中継サーバが所属するサブネット、およびそれ以外のサブネットからノード検出する場合は、運用自動化サーバまたは中継サーバが所属するサブネットアドレスを含めて、ノード検出するサブネットアドレスをすべて記載してください。

    mdbad.inventory.network.subnetmask

    サブネットマスクを指定します。

    mdbad.inventory.snmp.community

    SNMPのコミュニティ名を指定します。

    以下に、エージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)の例を示します。

    # Subnet address where node is retrieved

    mdbad.inventory.network.address= 10.10.10.0,10.10.20.0

    # Subnet mask for node retrieval

    mdbad.inventory.network.subnetmask=255.255.255.0

    # Community name of SNMP

    mdbad.inventory.snmp.community=public