運用自動化サーバから構成情報を自動収集する場合は、以下の設定を行ってください。
実行に必要な権限
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008の場合は、管理者として実行する必要があります。
設定手順
【Windows】
Systemwalker Runbook Automationが起動している場合は、以下のコマンドを実行して停止します。
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin\swpm_stop |
エージェント連携定義ファイルを修正します。
運用自動化サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、エージェント連携定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“エージェント連携定義ファイルの修正方法”を参照してください。
以下の環境設定コマンドを実行します。
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_INV |
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin\swpm_start |
以下のコマンドを実行して、CMDBで管理している実態レコードの更新を実施してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録されます。
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbrefresh.exe -q type=AGT_INV |
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、"Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド"の"cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)"を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。
FCMDB: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'
FCMDB: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'
エージェント連携定義ファイルの修正方法
以下の手順でエージェント連携定義ファイルを編集し、ノード検出するサブネットを指定します。
エージェント連携定義ファイルのテンプレートを同じフォルダにコピーし、リネームします。
コピー元
【Windows】
運用自動化サーバの場合
[CMDBマネージャのデータベース格納先]\FJSVcmdbma\etc\mdrdb.user.template |
中継サーバの場合
[エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user.template |
コピー先
【Windows】
運用自動化サーバの場合
[CMDBマネージャのデータベース格納先]\FJSVcmdbma\etc\mdrdb.user |
中継サーバの場合
[エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user |
手順1で作成したファイル(mdrdb.user)を、エディタを使用して以下のように修正します。
エントリ | 説明 |
---|---|
mdbad.inventory.network.address | ネットワーク上のノードを自動検出するサブネットアドレスを指定します。 複数のサブネットを指定する場合は、“,”(カンマ)で区切って指定します。 運用自動化サーバ、または中継サーバが所属するサブネットからのみノード検出する場合は、本項目は省略できます。 本項目にサブネットアドレスが指定された場合は、指定されたサブネットに所属するノードのみ検出します。 そのため、運用自動化サーバ、または中継サーバが所属するサブネット、およびそれ以外のサブネットからノード検出する場合は、運用自動化サーバまたは中継サーバが所属するサブネットアドレスを含めて、ノード検出するサブネットアドレスをすべて記載してください。 |
mdbad.inventory.network.subnetmask | サブネットマスクを指定します。 |
mdbad.inventory.snmp.community | SNMPのコミュニティ名を指定します。 |
以下に、エージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)の例を示します。
# Subnet address where node is retrieved mdbad.inventory.network.address= 10.10.10.0,10.10.20.0 # Subnet mask for node retrieval mdbad.inventory.network.subnetmask=255.255.255.0 # Community name of SNMP mdbad.inventory.snmp.community=public |