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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.2 導入手引書

2.1.2 ソフトウェア条件

2.1.2.1 基本ソフトウェア

インストール先のシステム環境が以下のいずれかであることを確認します。以下のシステム以外ではAdvancedCopy Managerのマネージャーのインストールができませんので、注意してください。

注意


2.1.2.2 排他ソフトウェア

以下のソフトウェアと共存できません。

(注)導入するOSがWindows Server 2008の場合


上記ソフトウェアがインストールされている場合は、対象ソフトウェアのマニュアルを参照してアンインストールを行ってください。


2.1.2.3 Symfowareの確認

AdvancedCopy Managerのマネージャーは内部的にSymfowareのコンポーネントを同梱しています。

インストール先システムにSymfowareを導入していない場合は問題ありません。

Windows Server 2003の場合

Symfowareを導入している場合は、導入済みのSymfowareの状態を確認する必要があります。導入済みのSymfoware Serverのバージョンレベルが以下であることを確認してください。

上記バージョンレベル以外のSymfoware Serverを導入している場合は、Symfoware Serverをアンインストールし、上記条件を満たすバージョンレベルのSymfoware Serverをインストールしてください。

Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2の場合

AdvancedCopy Managerのマネージャーでは、Symfoware ServerとSymfoware Clientを使用します。導入済みのSymfowareの構成を確認し、必要な作業を実施してください。

2.1.2.4 データベース領域の見積り

AdvancedCopy Managerのマネージャーを運用するためには、データベース領域が必要となります。


リポジトリ

リポジトリには、以下のデータベース領域が必要となります。本データベースはNTFSでフォーマットされたドライブ上に作成する必要があります。

各データベースで必要となる容量を表2.2 必要となるデータベース領域の容量に示します。必要容量が確保できることを確認してください。(この指定は「3.1.2 Storage管理サーバのカスタマイズ作業詳細」で入力します。)

表2.2 必要となるデータベース領域の容量

種類

容量

RDBディクショナリ

55MB

RDBログファイル

100MB

リポジトリ用データベース

以下の見積り式を参照(最低65MB)

リポジトリ用データベース見積り式
容量(MB)={[(サーバ数×6+デバイス総数×11)/40]×17+512}/1024
表2.3 StorageサーバのOS種別とデバイスの意味

StorageサーバのOS種別

“デバイス”の意味

Windows

パーティション

Solaris

スライス

HP-UX

LUN

Linux

パーティション

AIX

LUN

なお、管理対象となるStorageサーバがSafeDISKまたはPRIMECLUSTER Global Disk Servicesによるミラーリングを行っている場合には、デバイス数はミラースライスの総数となります。
ミラースライスの総数は、デバイス数にミラーグループを構成するディスクの数をかけたものになります。

注意

  • 見積りの因子は、Storageサーバが複数ある場合にはすべてのStorageサーバでの数の総和とし、クラスタ運用を行う場合は、論理的なサーバだけでなく、物理的なサーバの数も考慮してください。

  • [ ]内、計算結果の小数点以下は切り上げてください。

  • 算出した容量が65MBに満たない場合は、65MBを容量として採用してください。

ポイント

将来的にサーバ数やパーティション数が増える可能性がある場合には、算出した容量よりも大きな容量をあらかじめ指定してください。

SafeDISKまたはPRIMECLUSTER Global Disk Servicesを利用している場合で、将来的にミラー数や、デバイス数が増える可能性がある場合も、算出した容量よりも大きい容量をあらかじめ指定してください。