B.1.17 getvtコマンド

名前

getvt －仮想ターゲットの情報表示

形式

[Solaris OS版/Linux OS版]

/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvt [-d]
/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvt -t virtual-target-name [-a [-d]]
/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvt -h

[Windows OS版]

$INS_DIR\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\vscmcmd.exe getvt [-d]
$INS_DIR\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\vscmcmd.exe getvt -t virtual-target-name [-a [-d]]
$INS_DIR\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\vscmcmd.exe getvt -h

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)

機能説明

仮想ターゲットの情報を表示します。

以下の2つのパターンの情報を表示します。

仮想ターゲットの一覧を表示します。
指定された仮想ターゲットに割り付けられている仮想ディスクの情報を表示します。

本コマンドは、OSの管理者(administrator 権限、root権限)で実行します。

オプション

-t virtual-target-name: 仮想ターゲットの名前を指定します。

-a: 詳細情報を表示します。

-d

CSV形式で表示します。

-tオプションを指定した場合は、-aオプションの指定も必須です。

-h: コマンドの使用方法を表示します。

使用例

仮想ターゲットの情報の一覧を表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvt
VirtualTargetName VTWWPN           SwitchName       VirtualBoxName
VT001             2000000b5d12fd31 switch001(vsce1) VBOX001
VT002             2001000b5d12fd31 switch002(vsce2) VBOX001
VT003             2002000b5d12fd31 switch002(vsce2) VBOX001
Command terminated normally.

仮想ターゲットの情報の一覧をCSV形式で表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvt -d
"VirtualTargetName","VTWWPN","SwitchName","VirtualBoxName"
"VT001","2000000b5d12fd31","switch001(vsce1)","VBOX001"
"VT002","2001000b5d12fd31","switch002(vsce2)","VBOX001"
"VT003","2002000b5d12fd31","switch002(vsce2)","VBOX001"
Command terminated normally.

指定された仮想ターゲット(VT001)配下に割り付けられている仮想ディスクの情報を表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvt -t VT001
VirtualDiskName VLogicalVolume VTHL Capacity(MB) BackUp
VDISK001        0x0000            0         1024 Yes
VDISK002        0x0001            1         2048 No
VDISK003        0x0002            2         4096 No
Command terminated normally.

指定された仮想ターゲット(VT001)配下に割り付けられている仮想ディスクの詳細情報を表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvt -t VT001 -a
VirtualDiskName Encryption DiskType VLogicalVolume VTHL Capacity(MB) BackUp
VDISK001        Encryption Online   0x0000            0         1024 Yes
VDISK002        Encryption Online   0x0001            1         2048 No
VDISK003        Encryption Online   0x0002            2         4096 No
Command terminated normally.

指定された仮想ターゲット(VT001)配下に割り付けられている仮想ディスクの詳細情報をCSV形式で表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvt -t VT001 -a -d
"VirtualDiskName","Encryption","DiskType","VLogicalVolume","VTHL","Capacity(MB)","BackUp"
"VDISK001","Encryption","Online","0x0000","0","1024","Yes"
"VDISK002","Encryption","Online","0x0001","1","2048","No"
"VDISK003","Encryption","Online","0x0002","2","4096","No"
Command terminated normally.

表B.4 getvtコマンドの表示項目とその意味
表示項目	-a指定無しの表示有無	意味
VirtualTargetName	あり	仮想ターゲットの名前
VTWWPN	あり	仮想ターゲットのWWPN
SwitchName	あり	仮想ターゲットに登録した仮想化スイッチ名(ホスト名)
VirtualBoxName	あり	仮想ターゲットが登録されている仮想筐体の名前
VirtualDiskName	あり	仮想ターゲットに登録されている仮想ディスクの名前
Encryption	なし	仮想ディスクの暗号化属性(暗号,非暗号)
DiskType	なし	仮想ディスクのディスク種別(オンライン,ニアライン)
VLogicalVolume	あり	仮想ディスクの識別番号
VTHL	あり	仮想ディスクのホスト識別番号
Capacity(MB)	あり	仮想ディスクの容量
BackUp	あり	仮想ディスクのバックアップ保持の識別情報有：バックアップを保持しています。無：バックアップを保持していません。

終了ステータス

0：仮想ターゲットの情報表示が正常終了しました。

1：仮想ターゲットの情報表示が異常終了しました。