ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Storage Cruiser 14.2 ユーザーズガイド仮想ストレージ管理編

5.1.7 仮想ターゲットの冗長化

仮想ディスクに対するアクセスパスは、マルチパス構成が必須です。そのため、2つの仮想ターゲットに同じ情報を付加させる必要があります。すでに仮想ディスクが割り付けられた状態の仮想ターゲットの情報を任意の仮想ターゲットにコピーします。

  1. 「仮想ターゲット冗長化」ダイアログを、以下のどちらかの方法で起動します。

    • コピー元となる仮想ターゲットを構成情報ツリー領域から選択し、[操作]-[仮想ターゲット]-[冗長化]を選択

    • コピー元となる仮想ターゲット上で右クリックを実行し、[仮想ターゲット冗長化]を選択

  2. 「仮想ターゲット冗長化」ダイアログが表示されます。

  3. 「仮想ターゲット冗長化」ダイアログで、以下の項目を選択します。

    コピー先の仮想ターゲット(選択必須)

    コピー先となる仮想ターゲットを選択(複数選択不可)してください。

    VS900モデル300、バーチャリゼーションブレードの場合は、スイッチ装置名の表示が、“仮想化スイッチ名(ホスト名)”で表示されます。

  4. 「仮想ターゲット冗長化」ダイアログの<OK>ボタンを選択します。

  5. 「仮想ターゲット冗長化」確認ダイアログが表示されます。<OK>ボタンを選択します。

  6. 仮想ターゲットのコピー結果が、「仮想ターゲット冗長化」メッセージダイアログで表示されます。<閉じる>ボタンを選択します。

  7. 表示と作成の画面で仮想ターゲットが正常に冗長化されたことを確認してください。

    以上で、仮想ターゲットが冗長化されます。

注意

  • コピー先となる仮想ターゲットは、仮想ディスクが1つも割り付けられていない状態である必要があります。

  • 仮想ターゲットのSCSIコマンドキュー数が、CAのSCSIコマンドキュー数を超えている場合は、「ssgui4414 仮想ターゲットのSCSIコマンドキュー数がCAの制限値を超えています。処理を続行しますか?」の確認メッセージダイアログが表示されます。<OK>ボタンを選択した場合、ディスクへの読込み、書込み性能が低下する恐れがあります。