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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.2 ユーザーズガイド仮想ストレージ管理編

2.1.2 実ディスク

実ディスクとは、ディスク装置から割り当てられた論理ユニット(LUN)のことです。実ディスクは、実際にデータを格納する記憶媒体であり、仮想ディスクを構成する要素です。

実ディスクは、任意の仮想ストレージプールに登録する必要があります。

仮想ストレージプールに実ディスクを登録する際は、業務サーバが他の目的で利用していないことを確認した上で行ってください。仮想ストレージプールに一度登録した実ディスクは、仮想ディスク以外の目的で利用できません。

登録対象の実ディスクを複数のチャネルアダプタ(CA)からアクセスできる場合は、アクセスできるすべてのチャネルアダプタ(CA)に付けられているWWPNと、業務サーバが認識できる論理ユニット番号(ホストLUN)の情報が必要になります。

図2.3 実ディスクの登録情報

上の図にあるディスク装置の場合、2つのCAから実ディスクをアクセスできる構成です。このため、1個の実ディスクを登録するには、2つのCA(WWPN)情報と対応するホストLUNの情報が必要です。

不要になった実ディスクは仮想ストレージプールから解放できますが、実ディスクが仮想ディスクの構成要素となっている場合は、仮想ストレージプールから解放できません。仮想ストレージプールから解放された実ディスクは、従来どおり業務サーバが直接接続して利用できます。