記述形式
EXECACLI.EXE HostName [/AM:AppMode] [/WE:WaitEnd] |
機能説明
クライアントにインストールされている任意のアプリケーションを起動します。アプリケーションの終了を待ち合わせることができます。
パラメタ
HostName
アプリケーションを起動するクライアントのホスト名を指定します。
HostNameに、半角英数字15文字以内でホスト名を指定し、空白文字を含む場合はダブルクォーテーション(")で囲んでください。
/AM:AppMode
アプリケーションの起動モードを指定します。
以下のいずれかを指定してください。
通常のウィンドウの大きさで起動します。
アイコン状態で起動します。
本パラメタを省略した場合は、NORMALとなり、通常のウィンドウの大きさで起動します。
/WE:WaitEnd
起動したアプリケーションの終了までの待ち合わせ時間を指定します。WaitEndに1~9600の整数を秒単位で指定します。それ以外の値を指定するとエラーとなります。
本パラメタを省略した場合、アプリケーションの待ち合わせを行いません。
/RC:nn
アプリケーションの起動でエラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。
nnに0~99の整数を指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーとなります。省略した場合はリトライを行いません。
/RI:nnnn
エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。本パラメタは、/RC:nnで1以上を指定した場合に有効となります。
nnnnに0~9999の整数を秒単位で指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーとなります。省略値は0です。
/AE:ExecuteAppli
起動アプリケーション名をローカルドライブパスで指定します。ExecuteAppliに、半角511文字以内のアプリケーション名を指定します。起動アプリケーション名やアプリケーションに渡すパラメタに空白文字がある場合は、それぞれをダブルクォーテーション(")で囲んでください。
AppliParam
ExecuteAppliで指定したアプリケーションに対するパラメタを指定します。パラメタを複数指定する場合は、それぞれの間に空白文字を入れてください。各パラメタに空白文字を含む場合は、その両端をダブルクォーテーション(")で囲んでください。
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了(または、/WEオプション指定時に起動したアプリケーションが0以外で復帰した場合) |
コマンド格納場所
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin
記述例
クライアント“foo”に対して、アプリケーション“C:\Program files\app\App.exe”を通常のウィンドウの大きさで起動し、60秒間終了を待ち合わせます。
EXECACLI.EXE foo /AM:NORMAL /WE:60 /AE:"C:\Program files\app\App.exe" |
処理結果
コマンドの処理が終了すると、終了時の情報を標準出力に出力します。
出力される内容を以下に示します。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
[発生したエラー]には、正常終了の場合は“なし”が出力されます。強制終了やエラーの場合はメッセージが出力されます。メッセージ内容については“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
アプリケーション起動を行う前にエラーが発生した場合は、以下の形式でメッセージが出力されます。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
メッセージ内容については“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
使用上の注意
本コマンドを使用する場合は、クライアント側でクライアント業務連携を起動させておいてください。
/WEオプションを指定した場合は、起動したアプリケーションの終了を待ち合わせますが、/WEオプションを省略した場合は、起動したアプリケーションの完了を待ち合わせません。
本コマンドを強制終了した場合、起動したアプリケーションに対しての強制終了を行うことはできません。
コマンドの強制終了は、アプリケーションの起動が完了した時点で行われます。このため、起動に時間がかかるアプリケーションの場合、コマンドの終了を待たされる場合があります。