記述形式
POFFCLI.EXE HostName [/SD:ShutdownMode] [/EF] |
機能説明
Windowsからの電源切断に対応したクライアントの電源を切断します。離れた場所にあるクライアントの電源を自動的に切断することが可能となります。
パラメタ
HostName
電源を切断するクライアントのホスト名を指定します。
HostNameに、半角英数字15文字以内でホスト名を指定します。空白文字を含む場合はダブルクォーテーション(")で囲んでください。
/SD:ShutdownMode
電源の切断モードを指定します。以下のいずれかを指定してください。
システムの電源を切断します。
システムを再起動します。
システムをシャットダウンします。
省略した場合は、poffが指定されたものとして、システムの電源を切断します。
/EF
電源切断の強制実行を指定します。
本指定により、起動中のアプリケーションを強制的に終了します。なお、アプリケーションが使用中のデータは保存されません。
クライアントのアクティブデスクトップは無効にしてください。アクティブデスクトップを有効にしている場合は、次回OS起動時に、アクティブデスクトップの修復機能が自動起動される場合があります。
/RC:nn
クライアントの電源切断でエラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。
nnに0~99の整数を指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーになります。省略した場合は、リトライを行いません。
/RI:nnnn
エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。
nnnnに0~9999の整数を秒単位で指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーになります。省略値は0です。
本パラメタは、/RC:nnに1以上が指定された場合に有効となります。
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
コマンド格納場所
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin
記述例
クライアント“foo”に対して、電源の切断を行います。
POFFCLI.EXE foo /SD:POFF |
処理結果
コマンドの処理が終了すると、終了時の情報を標準出力に出力します。
出力される内容を以下に示します。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
[発生したエラー]には、正常終了の場合は“なし”が出力されます。強制終了やエラーの場合はメッセージが出力されます。メッセージ内容については“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
電源切断を行う前にエラーが発生した場合は、以下の形式でメッセージが出力されます。
[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS |
メッセージ内容については“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。
使用上の注意
本コマンドを使用する場合は、クライアント側でクライアント業務連携を起動させておいてください。この時、電源切断可能なユーザ権限でクライアント業務連携が起動されている必要があります。
電源切断が可能なクライアントは、Windowsの電源切断機構に対応している機種に限ります。
Windows(R) 2000でアドバンストパワーマネージメント(APM)対応機種の電源を切断する場合、[コントロールパネル]-[電源オプション]で「アドバンストパワーマネージメントを開始する」を有効にしてください。本設定を無効のままPOFF(システムの電源を切断)を指定すると、システムが再起動します。
なお、アドバンストコンフィグレーションアンドパワーインターフェース(ACPI)対応機種では、特別な設定は必要ありません。
Windowsからの終了要求に対して、動作中のアプリケーションが終了しない場合は、クライアントの電源が切断できないことがあります。
/EFパラメタが指定されている場合、Windowsからの終了要求に対して応答しないアプリケーションはWindowsから強制的に終了されます。
/RCパラメタおよび/RIパラメタの指定が有効となるのは、Windows(R) 2000/Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE/Windows Server 2008において、対象クライアントのログインユーザがシャットダウン権限を持っていない場合です。