記述形式
【Windows版】
mpaclcls [-u [-s サブシステム番号]] ] | [-s サブシステム番号 [-w]] 共有ディスクのディレクトリ |
【UNIX版】
mpaclcls [-u ] [-s サブシステム番号] |
機能説明
クラスタ環境において、プロジェクトに設定されているアクセス権情報を退避するための共有ディスクの情報を設定します。
また、アクセス権情報を退避するためのディレクトリを共有ディスク上に作成します。【Windows版】
オプション
-u
クラスタ環境を解除する場合に指定します。サブシステム番号が指定されている場合は、指定されたサブシステム番号のクラスタ環境を解除します。
-s サブシステム番号
サブシステム番号を指定します。本オプションは、1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)または2ノード相互待機運用の場合に使用します。
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)または2ノード相互待機運用の場合、本オプションを省略するとエラーになります。また、1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)または2ノード相互待機運用でない場合、本オプションを指定するとエラーになります。【UNIX版】
-w【Windows版】
待機系ノードのサブシステム番号を設定する場合に指定します。本オプションを指定する場合は、“-s”オプションの指定が必要です。
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\mpwalker\bin |
Solaris | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ/FJSVfwseo/bin |
実行に必要な権限
本コマンドは、システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)のみ実行できます。
記述例
【Windows版】
1:1運用待機(サブシステムなし)および1:1運用待機(サブシステムあり)の運用において、共有ディスク“d:\share”を設定します。
mpaclcls d:\share |
2ノード相互待機の運用において、サブシステム1で運用しているノードの共有ディスクの“d:\omgr1”を設定します。
mpaclcls -s 1 d:\omgr1 |
1:1運用待機(サブシステムなし) および1:1運用待機(サブシステムあり)の運用において、共有ディスク“d:\share”の設定を解除します。
mpaclcls -u d:\share |
2ノード相互待機の運用において、サブシステム1で運用しているノードの共有ディスク“d:\omgr1”の設定を解除します。
mpaclcls -u -s 1 d:\omgr1 |
2ノード相互待機の運用において、サブシステム2で運用しているノードの共有ディスク“e:\omgr2”を待機系ノードで設定します。
mpaclcls -s 1 -w e:\omgr2 |
【UNIX版】
1:1運用待機(サブシステムなし) および1:1運用待機(サブシステムあり)の運用において、共有ディスクの情報を設定します。
mpaclcls |
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の運用において、サブシステム1で運用しているノードの共有ディスクの情報を設定します
mpaclcls -s 1 |
1:1運用待機(サブシステムなし) および1:1運用待機 (サブシステムあり)の運用において、共有ディスクの情報を解除します。
mpaclcls -u |
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の運用において、サブシステム1で運用しているノードの共有ディスクの情報を解除します。
mpaclcls -u -s 1 |
実行結果/出力形式
異常終了時は、標準エラー出力にメッセージが出力されます。