記述形式
【Windows版】
mkbat -f file [-j] [-b] |
【UNIX版】
mkbat -f file [-j] |
機能説明
既にプロジェクトに設定されているアクセス制御情報からアクセス権設定コマンド(mpsetacl)、所有者のアクセス権設定コマンド(mpchown)のコマンド列を作成します。本コマンドは、サーバ間で同一の定義を使用する場合などに利用します。アクセス権設定コマンド(mpsetacl)の“-u”オプションに指定したユーザ名および“-g”オプションに指定したグループ名と、所有者のアクセス権設定コマンド(mpchown)の“-o”オプションに指定したユーザ名またはグループ名がサーバごとに異なる場合は、出力したバッチファイル/シェルスクリプトの編集が必要です。
オプション
-f file
作成するバッチファイル名/シェルスクリプト名を指定します。
なお、既存ファイルを指定した場合は、上書きされます。
-j
-jを指定した場合は、Systemwalker Operation Managerのアクセス権の定義情報をコマンド列で作成します。Systemwalker Centric Managerがインストールされていない場合は、-jを指定して実行してください。
-jを省略した場合は、Systemwalker Operation ManagerおよびSystemwalker Centric Managerの両方のアクセス権定義情報をコマンド列で作成します。
-b【Windows版】
-jオプションで作成したアクセス権定義情報を自コンピュータ用にバックアップする場合に指定します。
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\mpwalker\bin |
Solaris | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ/FJSVfwseo/bin |
実行に必要な権限
本コマンドは、システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)のみ実行できます。
注意事項
HP-UX版の場合、本コマンドにより出力されたシェルスクリプトを実行するときは、以下に注意してください。
システムの日本語環境がシフトJISコードの場合は、環境変数LANGに“ja_JP.SJIS”が設定されていることを確認してから実行してください。
Systemwalker Centric Managerのアクセス権定義情報も一緒に作成する場合は、以下に注意してください。
Systemwalker Centric Managerのセキュリティロールの変更にともない、V13.3.1以前のSystemwalker Centric ManagerとV13.4.0以降のSystemwalker Centric Managerの間で、mkbatコマンドにより、アクセス権定義情報の作成および適用を実施する場合は、以下のことが必要です。
アクセス権定義情報の作成および適用先のサーバでSystemwalker Centric Managerのセキュリティロール“SecurityAdmin”または“SecurityAuditor”にユーザが登録されている場合は、“SecurityAdmin”と“SecurityAuditor”に登録されているユーザをすべて削除した後、mkbatコマンドでセキュリティ情報の抽出および適用を実施してください。
mkbatコマンドでアクセス権定義情報の作成または適用後、必要な場合は、“SecurityAdmin”または“SecurityAuditor”にユーザを登録してください。