記述形式
【Windows版】
mpchown -t Target [-d Domain] -o Owner [-g|-u|-w] |
【UNIX版】
mpchown -t Target -o Owner [-g|-u] |
機能説明
プロジェクトの所有者にアクセス権(更新権)を設定します。
オプション
-t Target
所有者のアクセス権(更新権)を設定するプロジェクト名を指定します。
プロジェクトは、以下の形式で指定してください。
【Windows版】
mpjobsch\schedule\プロジェクト名
複数サブシステム運用をしている場合、プロジェクトは以下の形式で指定してください。(注)
mpjobsch\schedulen\プロジェクト名
n:サブシステム番号(1~9)
サブシステム番号0のプロジェクトは、複数サブシステム運用をしていない場合と同じ形式で指定してください。
【UNIX版】
mpjobsch/schedule/プロジェクト名
複数サブシステム運用をしている場合、プロジェクトは以下の形式で指定してください。(注)
mpjobsch/schedulen/プロジェクト名
n:サブシステム番号(1~9)
サブシステム番号0のプロジェクトは、複数サブシステム運用をしていない場合と同じ形式で指定してください。
-d Domain【Windows版】
“-o”で指定した所有者のドメイン名を指定します。省略した場合は、本コマンドを実行したコンピュータ上のユーザまたはグループのドメイン名になります。
-o Owner
所有者名を指定します。
なお、Windows(R) 2000、Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEおよびWindows Server 2008で使用できるユーザプリンシパル名を指定することはできません。
-g
“-o”で指定した所有者名をグループとして設定する場合に指定します。
-u
“-o”で指定した所有者名をユーザとして設定する場合に指定します。
-w【Windows版】
“-o”で指定した所有者名を既知グループとして設定する場合に指定しま
す。既知グループとは、“Everyone”や“NETWORK”といったあらかじめシステムに登録されており、変更や削除ができないグループを指します。
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\mpwalker\bin |
Solaris | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ/FJSVfwseo/bin |
実行に必要な権限
本コマンドは、システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)のみ実行できます。
注意事項
“-g(グループ)”、“-u(ユーザ)”、“-w(既知グループ)【Windows版】”のいずれも省略した場合、“-o”で指定した所有者名がユーザまたはグループとしてOSに登録されていれば、登録されている方の所有者のアクセス権が設定されます。
ただし、“-d(ドメイン)”を省略し、かつ既知グループ名と同じユーザまたはグループ名が指定された場合は、既知グループのアクセス権が設定されます。【Windows版】
OSにグループおよびユーザの両方で登録されている場合は、ユーザのアクセス権が設定されます。【UNIX版】
mpchownコマンドは、ポリシーの抽出/配付によりスケジュール情報を配付した際に、プロジェクトの所有者に対して更新権を設定するコマンドとなります。本コマンドは、ポリシー適用時、自動的に内部で実行されます。
プロジェクトの所有者となるユーザを変更する場合には、jobschsetprojectコマンドを使用してください。詳細については、“4.5 jobschsetprojectコマンド”を参照してください。