記述形式
mpcssave [-s サブシステム番号] |
機能説明
クラスタ環境において、プロジェクトに設定されているアクセス権情報およびOperation Managerユーザ情報を、クラスタの共有ディスクに退避します。
オプション
-s サブシステム番号
サブシステム番号を0から9の範囲で指定します。指定したサブシステム番号のアクセス権情報がクラスタの共有ディスクに退避されます。
本オプションは、1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)または2ノード相互待機運用の場合には必須です。
本オプションを省略した場合、全サブシステムが操作対象となります。
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\mpwalker\bin |
Solaris | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ/FJSVfwseo/bin |
実行に必要な権限
本コマンドは、システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)のみ実行できます。
注意事項
【Windows版】
イベントログに以下のメッセージが出力された場合に実行してください。
“退避できなかったアクセス権情報があります。詳細は、ファイル名 を参照してください。”
【UNIX版】
SYSLOGに以下のメッセージが出力された場合に実行してください。
"The system could not backup the access control information for some functions. For details, see [ファイル名].
記述例
プロジェクトのアクセス権情報を共有ディスクへ退避します。
mpcssave |
サブシステム2で運用しているサーバで、プロジェクトのアクセス権情報を共有ディスクへ退避します。
mpcssave -s 2 |