記述形式
jmmode {continue|cancel|check} [-func {JOB|WRT}] |
“[-sys { all | サブシステム番号}]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。
機能説明
以下に示す2つの高信頼機能に対して、必要に応じてそれぞれ有効にするかどうかを定義します。
スケジュールサーバのシステムダウン時におけるネットワークジョブの実行継続。
スケジュール情報ファイルの二重化(バックアップファイルへの書込み)。
オプション
{continue|cancel|check}
高信頼機能を有効にするかどうかを選択します。
-funcオプションで指定された高信頼機能を有効にします。-funcオプションが省略されている場合は、すべての高信頼機能を有効にします。
-funcオプションで指定された高信頼機能を無効にします。-funcオプションが省略されている場合は、すべての高信頼機能を無効にします。
なお、初期値はJOB/WRT共にcancelとなります。
現在の高信頼機能の状態を表示します。本オプションを指定した場合、他のオプションの指定はすべて無視され、状態表示のみが行われます。
-func {JOB|WRT}
どの高信頼機能を有効または無効にするかを指定します。有効/無効の指定は、continueまたはcancelオプションで行います。本オプションを省略した場合、すべての高信頼機能が有効または無効となります。
ネットワークジョブの実行継続を指定します。
本状態は、スケジュールサーバと実行サーバにおいて統一する必要があります。本状態が統一されていない場合、ジョブは正しく起動されません。
continueオプションで有効が指定されていた場合は、スケジュールサーバのシステムダウン時にネットワークジョブの実行を継続します。
cancelオプションで無効が指定されていた場合は、スケジュールサーバのシステムダウン時にネットワークジョブを強制終了します。
スケジュール情報ファイルの二重化を指定します。
continueオプションで有効が指定されていた場合は、スケジュール情報ファイルを二重化し、スケジュール情報ファイルをオリジナルファイルおよびバックアップファイルに書き込みます。
cancelオプションで無効が指定されていた場合は、スケジュール情報ファイルのバックアップファイルへの書込みは行われません。ただし、以下の場合には、無効が指定されてもバックアップファイルへの書込みは行われます。
登録情報(ジョブネット/グループ情報)を追加/更新/削除する場合
表示例
checkオプションを指定した場合の表示例を示します。有効な場合はon、無効な場合はoffと表示されます。
JOB on |
EE版の場合の表示例を以下に示します。
SYS 0 |
注意事項
“continue”、“cancel”オプションの指定時は、サービス/デーモンを停止させておく必要があります。[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウより、以下のサービスを停止、および起動させてください。
ジョブスケジューラ
ジョブ実行制御