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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.1 説明書

3.4.6 リカバリ・カタログの更新

コマンドを使用して、リカバリ・カタログを更新する手順を説明します。

注意

  • コマンドによるリカバリ・カタログの更新は、シングルサーバ環境でのみ実行可能です。クラスタ構成の場合は、オンライン環境設定画面を使用してください。

  • リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルを変更する場合は、リカバリ・カタログの更新で変更内容を反映することはできません。リカバリ・カタログ・データベースを削除した後でリカバリ・カタログ・データベース定義ファイルを変更し、再度、リカバリ・カタログ・データベースを作成してください。

  • リカバリ・カタログを更新する前に、オンラインバックアップの初期化を行ってください。オンラインバックアップの初期化については、「4.5.4 オンラインバックアップ初期化」を参照してください。
    ただし、オンライン運用とオフライン運用を併用している環境で、オフラインリストア実行後にリカバリ・カタログを更新する場合は、通常と手順が異なります。詳細については、「9.5.4 オフラインリストア後のオンライン運用環境の対処について」を参照してください。

  • ターゲットデータベース接続用のリスナーが起動されていない場合、正しく処理を実行できません。必ず事前にリスナーを起動してください。

ポイント

リカバリ・カタログの更新では、リカバリ・カタログの再作成を行います。
リカバリ・カタログの更新が必要になるのは、以下のような場合です。

  • 環境設定ファイルの設定内容を変更した場合

  • オンライン運用とオフライン運用を併用している環境で、オフラインリストアを行った場合

  1. rootユーザーでログインします

    データベースサーバにrootユーザーでログインします。root以外のユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することもできます。

  2. リカバリ・カタログ更新コマンドを実行します

    以下のコマンドを実行してください。
    リカバリ・カタログが更新されます。

    # installdir/bin/rmfoupdcat confname

    installdir : 本製品のインストールディレクトリ
    confname : 環境設定名

  3. 実行結果を確認します

    コマンド処理が完了すると、処理終了メッセージが表示されます。
    コマンド終了ステータス、および、処理終了メッセージで、コマンドの処理結果を確認してください。コマンド終了ステータスについては、「第11章 コマンドリファレンス」を参照してください。処理終了メッセージについては、「付録B メッセージ」を参照してください。
    実行ログを確認して、エラーが発生していないことを確認してください。実行ログについては、「第12章 実行ログ」を参照してください。