機能仕様が、以下のとおり変更になりました。
オンラインバックアップ・リカバリー運用とオフラインバックアップ・リストア運用の併用ができるようになりました。
Recovery Manager for Oracle 14.0 SEでは、オフラインバックアップ・リストア運用はできません。
HA構成の環境の場合、運用サーバ以外のクラスタ構成サーバが停止している場合でも、本製品を使用したバックアップ運用が可能になりました。
UNDO表領域名の開始文字は、「UNDO」である必要はなくなりました。
バックアップを取得するアーカイブログの出力先は、初期化パラメータの「log_archive_dest」または「log_archive_dest_1」に設定された領域である必要はありません。
環境設定情報のチェック機能が強化されています。
環境設定情報の設定項目が変更になっています。
環境設定情報に設定可能な値が一部変更になっています。
暗号化される情報が追加になっています。
暗号化されたパスワードファイルの拡張子は、「.crp」に変更されます。
環境設定情報に設定する表領域名やボリューム名が、選択画面に一覧表示された情報から選択設定できるようになりました。
環境設定画面の入力方法が一部変更になっています。
環境設定画面で設定値を変更した場合、以降の環境設定情報が一部クリアされることがあります。
CSVファイルを使用して設定を行う場合、読み込むCSVファイルの拡張子は、「.csv」である必要があります。
クラスタ構成の環境の場合、リモートノードへの環境設定ファイルの配信は行いません。
その他、環境設定ファイルチェックおよびパスワード暗号化と同様の仕様変更があります。
一部の環境設定情報は、編集時に設定値の変更ができなくなっています。
一部の環境設定情報は、オンラインバックアップの履歴がある場合、編集時に設定値の変更ができなくなっています。
その他、環境設定ファイル新規作成と同様の仕様変更があります。
クラスタ構成の環境の場合、リモートノードの環境設定ファイルは削除できないため、事前にクラスタ運用環境の削除機能を使用して削除する必要があります。
リカバリ・カタログ・データベースやクラスタ運用環境情報、バックアップが存在する場合、環境設定ファイルは削除できません。
リカバリ・カタログ・データベースのSYSユーザーパスワードが指定できるようになりました。
リカバリ・カタログユーザー名とパスワードが指定できるようになりました。
リカバリ・カタログ・データベースの格納先ディレクトリの仕様が変更になっています。
リカバリ・カタログ・データベース格納先に指定可能なファイルシステム種別は、ufsのみになりました。
リカバリ・カタログ・データベース作成時に、リカバリ・カタログ・データベースおよびリカバリ・カタログ・データベース用リスナーの定義を追加する前のlistener.oraおよびtnsnames.oraの2つのファイルが、$ORACLE_HOME/network/admin配下にバックアップされるようになりました。
リカバリ・カタログ・データベース関連の環境設定ファイルのみを作成する機能が追加になりました。
バックアップやクラスタ運用環境情報が存在する場合、リカバリ・カタログ・データベースは削除できません。
各データベースファイルのバックアップ先マウントポイントは、処理終了時に、アンマウントした後ディレクトリが削除されることがあります。また、バックアップ先マウントポイントに、作業用ディレクトリが作成されることがあります。
データファイルは、RMANを使用してバックアップを行う場合、バックアップ世代ごとに、別領域にバックアップされるようになりました。
制御ファイルは、バックアップ世代ごとに、別領域にバックアップされるようになりました。
バックアップ先として、GFSローカルファイルシステム(sfxfs)およびGFS共用ファイルシステム(sfcfs)は、使用できなくなりました。
RAC構成の場合、アーカイブログ出力先の自動マウントは行わなくなりました。そのため、処理実行前に、実行ノードから、すべてのリモートノードのアーカイブログ出力先にアクセスできるようにしておく必要があります。
オンラインバックアップ時に、同時にバックアップ済みのアーカイブログを自動的に削除できるようになりました。
オンラインバックアップ時に、指定された日数を超えたバックアップファイル情報をリカバリ・カタログのリポジトリから自動的に削除できるようになりました。
オンラインバックアップ処理内で、不要バックアップ(バックアップ管理世代あふれのバックアップ)の削除タイミングを、バックアップファイルの取得前と取得後から選択できるようになりました。
リカバリ・カタログ・データベースのバックアップは取得しなくなりました。
バックアップ方法にアドバンスト・コピー機能の各種コピー方法を使用している場合、アドバンスト・コピー機能で取得したバックアップをリカバリ・カタログに登録するかどうかを選択できるようになりました。バックアップをリカバリ・カタログに登録しない場合、オンラインバックアップ完了までの時間は短くなりますが、一部のリカバリー機能、および、カスタムリカバリー機能は使用できなくなります。
バックアップ方法にECを使用する場合のEC同期処理が、オンラインバックアップから切り離されて別機能になりました。そのため、ECでのオンラインバックアップでは、バックアップ実行前にEC同期開始処理を行っておく必要があります。
バックアップ方法にアドバンスト・コピー機能の各種コピー方法を使用している場合、オンラインバックアップを実行すると、AdvancedCopy Managerのバックアップ管理簿などが自動的にバックアップされます。
オンラインバックアップ初期化処理内で、AdvancedCopy Managerのバックアップ履歴情報と、リカバリ・カタログ・リポジトリ内のバックアップ情報がすべて削除されるようになりました。
オンラインバックアップ初期化を行っても、ECの同期処理やQuickOPCのトラッキング処理を停止しなくなりました。
物理コピー完了待ちの機能に加えて、物理コピー進捗状況の表示ができるようになりました。
物理コピー完了待ちを実行した場合に表示される表示内容が変更になっています。
各データベースファイルのバックアップ先マウントポイントは、処理終了時に、アンマウントした後ディレクトリが削除されることがあります。
RAC構成の場合、アーカイブログ出力先の自動マウントは行わなくなりました。そのため、処理実行前に、実行ノードから、すべてのリモートノードのアーカイブログ出力先にアクセスできるようにしておく必要があります。
リストア機能やリカバリー機能の処理が、リカバリー方法詳細の決定処理とリストア・リカバリー処理に2分化されました。
それにより、ユーザーは、リストア機能やリカバリー機能を実行する前に、リカバリー方法の詳細や注意事項などを確認できるようになります。
ユーザーは、リストア機能やリカバリー機能実行後に提示されたリカバリー方法を確認して、リストア・リカバリー処理を実行するかどうかを指示します。
復元ポイントの指定はできなくなりました。復元ポイントを指定する場合は、リストア機能を使用してください。
すべてのアーカイブログおよびオンラインREDOログ・ファイルの適用ができなければ、リカバリー処理が正常終了しません。
リカバリーコマンドで、画面と同様に、事前に実行したDBチェックの結果を使用してリカバリー機能を実行することができるようになりました。
リカバリーメインメニュー画面で、DBチェックとリカバリーを同時に選択して実行することはできなくなりました。DBチェックとリカバリーを続けて行う場合は、リカバリーメインメニュー画面からDBチェックを実行した後、DBチェック結果画面から、続けてリカバリーを実行することができます。
復元ポイントのデフォルト設定が、最新世代のバックアップ取得時点に変更になりました。リカバリーコマンドでリストア機能を実行した場合は、自動的に最新世代のバックアップ取得時点までデータベースを復旧します。
リカバリー機能から独立して、単独の機能となりました。
4つの機能に細分化され、より詳細なリカバリー方法の指定ができるようになりました。
REDOログ・メンバーの再作成機能が追加になりました。
復元ポイント設定画面で、オンラインバックアップ履歴とアーカイブログバックアップ履歴の情報が参照できるようになりました。
復元ポイント設定画面で、復元ポイントにバックアップ履歴を指定する場合の対象世代は、バックアップ履歴が存在する世代のみ選択可能になりました。
復元ポイント設定画面で、アラート・ログ・ファイルの参照機能はなくなりました。
復元ポイントに関して、名称が以下のとおり変更になりました。
旧 | 新 |
(なし) | 破損直前 |
世代指定 | バックアップ履歴で指定する(世代指定) |
ログ順序番号指定 | ログ順序番号で指定する(ログ順序番号) |
時間指定 | 時刻で指定する(時間) |
環境設定情報のチェック機能が強化されています。
環境設定情報の設定項目が変更になっています。
環境設定情報に設定可能な値が一部変更になっています。
暗号化される情報が追加になっています。
暗号化されたパスワードファイルの拡張子は、「.crp」に変更されます。
アドバンスト・コピー機能を使用する場合、使用できるAdvancedCopy Managerの機能が、バックアップ管理ではなく、レプリケーション管理によるOPCコピーのみになりました。