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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.0 説明書

11.2 実行ログファイルの内容

Recovery Manager for Oracleの実行ログファイルに出力される内容について説明します。

実行ログファイルには、行った処理の内容やその結果が、上から時系列で出力されます。
以下に、実行ログファイルの内容を見る際、特に注意する必要のあるメッセージについて説明します。


処理終了メッセージ

処理終了メッセージは、「RMFO-」で始まり、5桁のメッセージ番号とメッセージ内容で表される、Recovery Manager for Oracleの処理結果を通知するメッセージです。
実行ログの最後に、処理終了メッセージが出力されます。処理を実行した後は、必ず処理終了メッセージで実行結果を確認してください。
処理終了メッセージについては、「付録B メッセージ」を参照してください。
処理が異常終了している場合は、処理終了メッセージが、「FJSVRMFO ERROR INFOMATION」というヘッダーの後に出力されます。その場合は、実行ログ内で最初に出力されているエラーメッセージを確認し、エラーの原因を取り除いた後で、処理を再度実行してください。
エラーメッセージについては、「エラーメッセージ」を参照してください。

正常終了した場合の処理終了メッセージ例

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RMFO-31000 データベースのバックアップに成功しました。
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異常終了した場合の処理終了メッセージ例

****************************************************************
FJSVRMFO ERROR INFOMATION    2009/01/21 16:17:01
****************************************************************
RMFO-00007 データファイルのバックアップに失敗しました。
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エラーメッセージ

エラーが発生して処理が異常終了した場合、エラー発生時点で、エラーメッセージが出力されることがあります。
エラーメッセージは、処理終了メッセージと同じ形式で、「RMFO-」で始まり、5桁のメッセージ番号とメッセージ内容で表されます。また、エラーメッセージの後に、「ADDITIONAL INFO:」で始まる補足情報行が出力されることがあります。
エラーが発生して処理が異常終了した場合は、実行ログ内で最初に出力されているエラーメッセージを確認し、エラーの原因を取り除いた後で処理を再度実行してください。
エラーメッセージについては、「付録B メッセージ」を参照してください。
また、エラーメッセージの前後に、Oracleなど本製品以外のエラーメッセージが出力されている場合は、各種製品マニュアルなどを参照して、対処を行ってください。

参照

実行ログファイルに出力されているOracle Databaseメッセージについては、「Oracle Databaseエラー・メッセージ」マニュアルを参照してください。
実行ログファイルに出力されているAdvancedCopy Managerコマンドのメッセージについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager メッセージ説明書」を参照してください。
実行ログファイルに出力されているPRIMECLUSTERのメッセージについては、「PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>」または「PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書」を参照してください。

エラーメッセージ出力例

STDOUT:RMAN-00571: ===========================================================
STDOUT:RMAN-00569: =============== ERROR MESSAGE STACK FOLLOWS ===============
STDOUT:RMAN-00571: ===========================================================
STDOUT:RMAN-03002: backupコマンドが01/21/2009 16:15:46で失敗しました
STDOUT:RMAN-06056: データファイル4にアクセスできませんでした
STDOUT:Recovery Managerが完了しました。
--------------------------------------------------------------
RMFO-91001 スクリプトの実行に失敗しました。
ADDITIONAL INFO: 1
--------------------------------------------------------------
RMFO-91001 スクリプトの実行に失敗しました。
ADDITIONAL INFO: /opt/FJSVrmfo/.temp/ora11g_online/script
--------------------------------------------------------------
RMFO-91003 Oracle Recovery Managerスクリプトの実行に失敗しました。
--------------------------------------------------------------
RMFO-00007 データファイルのバックアップに失敗しました。
ADDITIONAL INFO: /opt/FJSVrmfo/.temp/ora11g_online/script/bkdbfee.rcv
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上記の例では、ログの最初に、「RMFO-91001 スクリプトの実行に失敗しました。」というエラーメッセージが出力されています。そのメッセージの前に、「RMAN-」で始まるメッセージが出力されているので、Oracle Recovery Managerのエラーメッセージを確認し、対処を行います。


その他のメッセージ

RESETLOGSメッセージ

リカバリー機能、または、カスタムリカバリー機能を実行した場合、ログファイルに以下のようなメッセージが出力されることがあります。

---- ターゲットデータベースに対して、RESETLOGSが実行されました。
過去に出力されたアーカイブログ、および、過去に取得したバックアップは無効となったため、
再度バックアップを取得するまでは、メディアリカバリーを実行することができません。

実行ログに上記メッセージが出力されている場合、ターゲットデータベースのログがリセットされたため、リカバリー時に使用したオンラインバックアップは既に使用できなくなっています。
リカバリーが正常終了した場合は、速やかにオンラインバックアップを取得してください。

注意

RESETLOGS後の再リカバリーについて

リカバリーが異常終了した場合は、ターゲットデータベースのログがリセットされていると、続けてリカバリーを再実行することができません。
実行ログで、RESETLOGSメッセージが出力された後にエラーが発生し、処理が異常終了した場合は、「第5章 リカバリー」を参照して、RESETLOGS後のリストア・リカバリー異常終了時の対処を行ってください。