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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.0 説明書

10.1.11 rmfodbcheck(DBチェックコマンド)

  1. 機能説明

    データベースファイルをチェックして、破損状況を表示します。


  2. 実行方法

    rootユーザーで、本製品をインストールしたサーバにログインして実行します。
    クラスタ運用の場合は、プライマリノードまたは論理ホストから実行してください。


  3. コマンド形式

    installdir/bin/rmfodbcheck confname <Enter>

    installdir : 本製品のインストールディレクトリ
    confname : 環境設定名


  4. オプション

    • 第1パラメーター

      オプション

      説明

      confname

      指定された環境設定名から、処理対象のデータベースと環境設定情報を認識して、処理を行います。


  5. 終了ステータス

    コマンド復帰値

    ステータス

    0

    正常終了

    0以外

    異常終了


  6. 実行例

    環境設定名「ora10g_online」で運用環境を設定したデータベースに対して、DBチェックを実行します。

    # /opt/FJSVrmfo/bin/rmfodbcheck ora10g_online<Enter>


注意

  • データベースの破損状況によっては、DBチェックを行うと、データベースが停止してしまうことがあります。

  • OFFLINE状態の表領域が存在しているデータベースでDBチェックを実行した場合、すべての表領域がONLINE状態になります。

  • 以下の場合、すべてのデータベースリソースを正しくチェックすることができない場合があります。

    • データベースが起動していない(OPEN状態ではない)場合

    • 制御ファイルが破損している場合

    • データベースがノーアーカイブ・モードの場合

  • 以下の場合、破損を正常に検知できない場合があります。

    • 1つのREDOログ・グループ内の、一部のREDOログ・メンバーが破損している場合

    • 非アクティブなREDOログ・グループが破損している場合

    • 一時表領域・一時ファイルが破損している場合

  • コマンドを実行すると、実行ログが出力されます。実行ログについては、「第11章 実行ログ」を参照してください。

  • コマンド終了時に表示されるメッセージについては、「付録B メッセージ」を参照してください。