機能説明
データベースファイルをチェックして、破損状況を表示します。
実行方法
rootユーザーで、本製品をインストールしたサーバにログインして実行します。
クラスタ運用の場合は、プライマリノードまたは論理ホストから実行してください。
コマンド形式
installdir/bin/rmfodbcheck confname <Enter> |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
オプション
第1パラメーター
オプション | 説明 |
confname | 指定された環境設定名から、処理対象のデータベースと環境設定情報を認識して、処理を行います。 |
終了ステータス
コマンド復帰値 | ステータス |
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
実行例
環境設定名「ora10g_online」で運用環境を設定したデータベースに対して、DBチェックを実行します。
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfodbcheck ora10g_online<Enter> |
注意
データベースの破損状況によっては、DBチェックを行うと、データベースが停止してしまうことがあります。
OFFLINE状態の表領域が存在しているデータベースでDBチェックを実行した場合、すべての表領域がONLINE状態になります。
以下の場合、すべてのデータベースリソースを正しくチェックすることができない場合があります。
データベースが起動していない(OPEN状態ではない)場合
制御ファイルが破損している場合
データベースがノーアーカイブ・モードの場合
以下の場合、破損を正常に検知できない場合があります。
1つのREDOログ・グループ内の、一部のREDOログ・メンバーが破損している場合
非アクティブなREDOログ・グループが破損している場合
一時表領域・一時ファイルが破損している場合
コマンドを実行すると、実行ログが出力されます。実行ログについては、「第11章 実行ログ」を参照してください。
コマンド終了時に表示されるメッセージについては、「付録B メッセージ」を参照してください。