オンラインバックアップ初期化機能について説明します。
オンラインバックアップ初期化では、以下の処理が行われます。
データベースファイルの正常性チェック
以下のデータベースリソースが正常かどうかをチェックします。
データベースに異常がある場合、オンラインバックアップ初期化を行わずに異常終了します。
インスタンス起動状態(すべてのインスタンスがOPEN状態である必要があります)
ログ・モード(アーカイブ・モードである必要があります)
制御ファイル
オンラインREDOログ・ファイル
表領域・データファイル
一時表領域・一時ファイル
バックアップ資源の削除
以下のバックアップ資源を削除します。
各バックアップ資源の詳細については、「3.7.1 バックアップ資源の管理について」を参照してください。
バックアップ履歴情報
Recovery Manager for Oracleで管理している、オンラインバックアップの履歴情報およびアーカイブログバックアップの履歴情報をすべて削除します。
AdvancedCopy Managerバックアップ履歴情報
AdvancedCopy Managerで管理しているバックアップ履歴情報をすべて削除します。
すべてのRMANバックアップセット
オンラインバックアップおよびアーカイブログバックアップで生成されたRMANバックアップセットをすべて削除します。
すべてのリカバリ・カタログ・リポジトリ内バックアップ情報
オンラインバックアップおよびアーカイブログバックアップでリカバリ・カタログに登録されたバックアップファイル情報をすべて削除します。
注意
ECまたはQuickOPCでバックアップを取得している場合、オンラインバックアップ初期化を行っても、ECの同期状態(等価性維持状態)や、QuickOPCのトラッキング処理は停止されません。
バックアップ方法を変更する場合など、同期処理やトラッキング処理を停止する必要がある場合は、ユーザーが手動で停止する必要があります。
参照
AdvancedCopy Manager、ACMバックアップ履歴情報、同期処理の停止、トラッキング処理の停止については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。