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SystemwalkerRunbook Automation V14g 運用ガイド

1.1.4 構成情報管理の概要

本製品では、構成情報を管理するための基盤としてCMDB(Configuration Management Database)を提供します。CMDBは、ITシステムの運用管理に必要な構成情報を、構成アイテムという単位で管理するデータベースです。構成アイテムごとの構成要素(属性)や、構成アイテム間の関係、ベースラインを管理することができます。

CMDBでは、一つの構成アイテムを「設計レコード(expected record)」と「実態レコード(observed record)」の二つのレコードで表現します。この二つのレコードを比較することにより、システムが計画どおりに変更されているかどうかを確認することができます。また、これらの情報は横断的に検索することができるため、日々の調査や集計作業を効率的に行うことができます。

下図に構成アイテムと設計/実態レコードの関係、および提供機能の関係を示します(矢印はその関係を示しています)。

上図に示すように、CMDBは、マネージャ、コマンド、エージェント、構成アイテム操作画面で構成されます。本マニュアルでは、構成アイテム操作画面について説明します。詳細は"第6章 構成管理画面"を参照してください。

ポイント

エージェントおよびCMDBコマンドについては、"Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド"を参照してください。CMDBマネージャについては、"Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド"の"システム構成"を参照して下さい。