Symfoware Server Mirroring Controller コマンドリファレンス
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第2章 Mirroring Controllerコマンド

2.16 rdbbcrlc

■名前

rdbbcrlc -- RLCファイルの初期作成、追加

■形式1(RLCファイルの初期作成)

rdbbcrlc -G -p RLP名 -c RLCファイルのサイズ
                       -W 自側RLCファイルのローデバイス名, 自側RLCファイルのブロックデバイス名
                       -T 相手側RLCファイルのローデバイス名, 相手側RLCファイルのブロックデバイス名

■形式2(RLCファイルの追加)

rdbbcrlc -U -p RLP名
         -W 自側RLCファイルのローデバイス名, 自側RLCファイルのブロックデバイス名
         -T 相手側RLCファイルのローデバイス名, 相手側RLCファイルのブロックデバイス名

■機能説明

RLCファイルの初期作成、追加を行います。
RLCファイルの初期作成では、RLP内で最初のRLCファイルの作成を行います。
RLCファイルの追加では、初期作成されたRLCファイルのサイズと同じサイズのRLCファイルを追加します。

■形式1のオプション

-G
RLCファイルの初期作成を行う場合に指定します。
-p RLP名
RLCファイルを初期作成するRLP名を指定します。
-c RLCファイルのサイズ
RLCファイルの初期作成を行う場合に作成するRLCファイルの大きさをキロバイト単位またはメガバイト単位で指定します。指定できるサイズは、10メガバイト以上です。
-W 自側RLCファイルのローデバイス名,自側RLCファイルのブロックデバイス名
RLCファイルの初期作成を行う自側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名は「ボリューム名@サーバ名」で指定してください。
-T 相手側RLCファイルのローデバイス名,相手側RLCファイルのブロックデバイス名
RLCファイルの初期作成を行う相手側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名は「ボリューム名@サーバ名」で指定してください。

■形式2のオプション

-U
RLCファイルの追加を行う場合に指定します。
-p RLP名
RLCファイルを追加するRLP名を指定します。
-W 自側RLCファイルのローデバイス名,自側RLCファイルのブロックデバイス名
RLCファイルの追加を行う自側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名は「ボリューム名@サーバ名」で指定してください。
-T 相手側RLCファイルのローデバイス名,相手側RLCファイルのブロックデバイス名
RLCファイルの追加を行う相手側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名は「ボリューム名@サーバ名」で指定してください。

■使用例

例1
rlp001に500メガバイトのRLCファイルを初期作成します。
RLCファイルの作成先は、以下とします。
rdbbcrlc -G -p rlp001 -c 500M -W /dev/rdsk/c1t16d10s5,/dev/dsk/c1t16d10s5@pw200acm
         -T /dev/rdsk/c2t17d10s5,/dev/dsk/c2t17d10s5@pw400acm
RLCファイルの作成先は、以下とします。
rdbbcrlc -G -p rlp001 -c 500M -W /dev/raw/raw1,/dev/blockdev1@SRC-SV
         -T /dev/raw/raw2,/dev/blockdev2@TARG-SV
例2
rlp001にRLCファイルを追加します。
追加するRLCファイルの作成先は以下とします。
rdbbcrlc -U -p rlp001 -W /dev/rdsk/c1t16d10s6,/dev/dsk/c1t16d10s6@pw200acm
         -T /dev/rdsk/c2t17d10s6,/dev/dsk/c2t17d10s6@pw400acm
追加するRLCファイルの作成先は以下とします。
rdbbcrlc -U -p rlp001 -W /dev/raw/raw3,/dev/blockdev3@SRC-SV
         -T /dev/raw/raw4,/dev/blockdev4@TARG-SV

■終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
1:異常終了

■注意


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