Symfoware Server Mirroring Controller セットアップガイド
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第2章 セットアップ> 2.3 セットアップの実施

2.3.2 DBミラーリングシステムが使用するポート番号の定義

DBミラーリングシステムがノード間でデータベース監視や管理情報のやり取りを行うために、ポート番号を定義する必要があります。サーバのOSのファイルとDBミラーリング動作環境ファイルに、DBミラーリングシステム用のポート番号を定義してください。
自ノードのポート番号は、/etc/servicesファイルにサービス名とポート番号を指定することにより定義します。
また、相手ノードのポート番号は、DBミラーリング動作環境ファイルに定義します。

自ノードの/etc/servicesファイルで定義したポート番号と、相手ノードのDBミラーリング動作環境ファイルで定義したポート番号は、一致している必要があります。

■/etc/servicesファイル

サービス名    ポート番号/プロトコル

◆サービス名

サービス名は、「“RDBシステム名”-symdx」を指定します。ただし、RDBシステム名を付けない運用の場合は、RDBIIを指定します。

◆ポート番号

ポート番号は、1024〜9999の値を指定します。他で使用しているポート番号と重複しないようにしてください。なお、他製品で利用しているポート番号と重複しないためになるべく6000以降の値を使用することを推奨します。

◆プロトコル

プロトコルは、tcpを指定します。

■DBミラーリング動作環境ファイル

OTHER_PORTNO = 相手ノードのポート番号

DBミラーリング動作環境ファイルの詳細については、“DBミラーリング動作環境ファイルの編集”を参照してください。

■定義例

ポート番号を定義する例を、以下に示します。

/etc/servicesファイル

rdbsys1-symdx 6200/tcp

DBミラーリング動作環境ファイル

OTHER_PORTNO = 6200

DBミラーリングシステムのポートは、ノード間でデータベース監視や管理情報のやり取りを行うため、必ず以下を考慮して設計してください。

Connection Managerと連携するために必要なポートの設定も必要です。

Connection Managerと連携するために必要なポートの設定については、“Symfoware Server Connection Managerユーザーズガイド”を参照してください。

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