Symfoware Active DB Guard コマンドリファレンス |
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第2章 Symfoware Active DB Guardコマンド |
rdbbcrlc - RLCファイルの初期作成、追加、破棄、退避
rdbbcrlc -G -p RLP名 -c RLCファイルのサイズ -W 自側RLCファイルのローデバイス名, 自側RLCファイルのブロックデバイス名 -T 相手側RLCファイルのローデバイス名, 相手側RLCファイルのブロックデバイス名
rdbbcrlc -U -p RLP名 -W 自側RLCファイルのローデバイス名, 自側RLCファイルのブロックデバイス名 -T 相手側RLCファイルのローデバイス名, 相手側RLCファイルのブロックデバイス名
rdbbcrlc -P -p RLP名
rdbbcrlc -B -p RLP名 -f 出力ファイル名
RLCファイルの初期作成、追加、破棄、退避を行います。
RLCファイルの初期作成では、RLP内で最初のRLCファイルの作成を行います。
RLCファイルの追加では、初期作成されたRLCファイルのサイズと同じサイズのRLCファイルを追加します。
RLCファイルの破棄では、指定されたRLP内で以下のRLCファイルのRERUNログを破棄します。
複写元システムで退避未、かつ
複写先システムで抽出済み、かつ
最小RLC通番
RERUNログが破棄されたRLCファイルは、RLCファイルの循環使用対象になります。
RLCファイルの退避では、指定されたRLP内で退避未かつ最小RLC通番のRLCファイルを退避します。
-GRLCファイルの初期作成を行う場合に指定します。
-p RLP名RLCファイルを初期作成するRLP名を指定します。
-c RLCファイルのサイズRLCファイルの初期作成を行う場合に作成するRLCファイルの大きさをキロバイト単位またはメガバイト単位で指定します。指定できるサイズは、10メガバイト以上です。
キロバイト単位の指定:大きさの最後に“K”を付加
メガバイト単位の指定:大きさの最後に“M”を付加
-W 自側RLCファイルのローデバイス名,自側RLCファイルのブロックデバイス名RLCファイルの初期作成を行う自側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名はACMのswsrpsetvolコマンドで指定した形式(ボリューム名@サーバ名)で指定してください。
-T 相手側RLCファイルのローデバイス名,相手側RLCファイルのブロックデバイス名RLCファイルの初期作成を行う相手側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名はACMのswsrpsetvolコマンドで指定した形式(ボリューム名@サーバ名)で指定してください。
-URLCファイルの追加を行う場合に指定します。
-p RLP名RLCファイルを追加するRLP名を指定します。
-W 自側RLCファイルのローデバイス名,自側RLCファイルのブロックデバイス名RLCファイルの追加を行う自側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名はACMのswsrpsetvolコマンドで指定した形式(ボリューム名@サーバ名)で指定してください。
-T 相手側RLCファイルのローデバイス名,相手側RLCファイルのブロックデバイス名RLCファイルの追加を行う相手側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名はACMのswsrpsetvolコマンドで指定した形式(ボリューム名@サーバ名)で指定してください。
-PRLCファイル内のRERUNログを破棄する場合に指定します。
-p RLP名RLCファイル内のRERUNログを破棄するRLP名を指定します。
-BRLCファイルの退避を行う場合に指定します。
-p RLP名RLCファイルを退避するRLP名を指定します。
-f 出力ファイル名RLCファイルの退避を行う場合にRLC退避ファイル名を255バイト以内の絶対パス名で指定します。
RLC退避ファイル名には、RLP名およびRLC通番を含め、複写先システムへ転送しても、RLC退避ファイル名からRLP名とRLC通番を認識できるようにしてください。
例1rlp001に500メガバイトのRLCファイルを初期作成します。RLCファイルの作成先は、以下とします。
自側のローデバイス名は/dev/rdsk/c1t16d10s5、ブロックデバイス名は/dev/dsk/c1t16d10s5@pw200acm
相手側のローデバイス名は/dev/rdsk/c2t17d10s5、ブロックデバイス名は/dev/dsk/c2t17d10s5@pw400acm
rdbbcrlc -G -p rlp001 -c 500M -W /dev/rdsk/c1t16d10s5,/dev/dsk/c1t16d10s5@pw200acm -T /dev/rdsk/c2t17d10s5,/dev/dsk/c2t17d10s5@pw400acmRLCファイルの作成先は、以下とします。
自側のローデバイス名は/dev/raw/raw1、ブロックデバイス名は/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc3:sdo@PQ07P1
相手側のローデバイス名は/dev/raw/raw2、ブロックデバイス名は/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc3:sdr@pq5800
rdbbcrlc -G -p rlp001 -c 500M -W /dev/raw/raw1,/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc3:sdo@PQ07P1 -T /dev/raw/raw2,/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc3:sdr@pq5800
例2rlp001にRLCファイルを追加します。追加するRLCファイルの作成先は以下とします。
自側のローデバイス名は/dev/rdsk/c1t16d10s6、ブロックデバイス名は/dev/dsk/c1t16d10s6@pw200acm
相手側のローデバイス名は/dev/rdsk/c2t17d10s6、ブロックデバイス名は/dev/dsk/c2t17d10s6@pw400acm
rdbbcrlc -U -p rlp001 -W /dev/rdsk/c1t16d10s6,/dev/dsk/c1t16d10s6@pw200acm -T /dev/rdsk/c2t17d10s6,/dev/dsk/c2t17d10s6@pw400acm追加するRLCファイルの作成先は以下とします。
自側のローデバイス名は/dev/raw/raw4、ブロックデバイス名は/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc6:sdo@PQ07P1
相手側のローデバイス名は/dev/raw/raw5、ブロックデバイス名は/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc6:sdr@pq5800
rdbbcrlc -U -p rlp001 -W /dev/raw/raw4,/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc6:sdo@PQ07P1 -T /dev/raw/raw5,/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc6:sdr@pq5800
例3rlp001内の退避未かつ最小通番のRLCファイル内のRERUNログを破棄します。rdbbcrlc -P -p rlp001
例4rlp001内のRLCファイルを退避します。出力ファイル名は、/work/bc/rlcbackup_rlp001_0000000001.logとします。rdbbcrlc -B -p rlp001 -f /work/bc/rlcbackup_rlp001_0000000001.log
以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
0以外:異常終了
本コマンドは、複写元システムのみ実行可能です。
RLCファイルの初期作成、追加はSymfoware Serverの停止中に実行可能です。
RLCファイルの追加は、事前にRLCファイルの初期作成を行っておく必要があります。
RLCファイルの破棄、退避はSymfoware Serverの起動状態に関係なく実行可能です。
RLCファイルの破棄、退避はRLPがオンラインのときに実行可能です。Symfoware Serverが停止中の実行では、停止時点でRLPがオンライン状態であった場合に実行可能です。
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