Symfoware Active DB Guard コマンドリファレンス
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第2章 Symfoware Active DB Guardコマンド

2.12 rdbbcrlc

■名前

rdbbcrlc - RLCファイルの初期作成、追加、破棄、退避

■形式1(RLCファイルの初期作成)

rdbbcrlc -G -p RLP名 -c RLCファイルのサイズ
                       -W 自側RLCファイルのローデバイス名, 自側RLCファイルのブロックデバイス名
                       -T 相手側RLCファイルのローデバイス名, 相手側RLCファイルのブロックデバイス名

■形式2(RLCファイルの追加)

rdbbcrlc -U -p RLP名
         -W 自側RLCファイルのローデバイス名, 自側RLCファイルのブロックデバイス名
         -T 相手側RLCファイルのローデバイス名, 相手側RLCファイルのブロックデバイス名

■形式3(RLCファイルの破棄)

rdbbcrlc -P -p RLP名

■形式4(RLCファイルの退避)

rdbbcrlc -B -p RLP名 -f 出力ファイル名

■機能説明

RLCファイルの初期作成、追加、破棄、退避を行います。
RLCファイルの初期作成では、RLP内で最初のRLCファイルの作成を行います。
RLCファイルの追加では、初期作成されたRLCファイルのサイズと同じサイズのRLCファイルを追加します。
RLCファイルの破棄では、指定されたRLP内で以下のRLCファイルのRERUNログを破棄します。
RERUNログが破棄されたRLCファイルは、RLCファイルの循環使用対象になります。
RLCファイルの退避では、指定されたRLP内で退避未かつ最小RLC通番のRLCファイルを退避します。

■形式1のオプション

-G
RLCファイルの初期作成を行う場合に指定します。
-p RLP名
RLCファイルを初期作成するRLP名を指定します。
-c RLCファイルのサイズ
RLCファイルの初期作成を行う場合に作成するRLCファイルの大きさをキロバイト単位またはメガバイト単位で指定します。指定できるサイズは、10メガバイト以上です。
-W 自側RLCファイルのローデバイス名,自側RLCファイルのブロックデバイス名
RLCファイルの初期作成を行う自側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名はACMのswsrpsetvolコマンドで指定した形式(ボリューム名@サーバ名)で指定してください。
-T 相手側RLCファイルのローデバイス名,相手側RLCファイルのブロックデバイス名
RLCファイルの初期作成を行う相手側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名はACMのswsrpsetvolコマンドで指定した形式(ボリューム名@サーバ名)で指定してください。

■形式2のオプション

-U
RLCファイルの追加を行う場合に指定します。
-p RLP名
RLCファイルを追加するRLP名を指定します。
-W 自側RLCファイルのローデバイス名,自側RLCファイルのブロックデバイス名
RLCファイルの追加を行う自側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名はACMのswsrpsetvolコマンドで指定した形式(ボリューム名@サーバ名)で指定してください。
-T 相手側RLCファイルのローデバイス名,相手側RLCファイルのブロックデバイス名
RLCファイルの追加を行う相手側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名はACMのswsrpsetvolコマンドで指定した形式(ボリューム名@サーバ名)で指定してください。

■形式3のオプション

-P
RLCファイル内のRERUNログを破棄する場合に指定します。
-p RLP名
RLCファイル内のRERUNログを破棄するRLP名を指定します。

■形式4のオプション

-B
RLCファイルの退避を行う場合に指定します。
-p RLP名
RLCファイルを退避するRLP名を指定します。
-f 出力ファイル名
RLCファイルの退避を行う場合にRLC退避ファイル名を255バイト以内の絶対パス名で指定します。
RLC退避ファイル名には、RLP名およびRLC通番を含め、複写先システムへ転送しても、RLC退避ファイル名からRLP名とRLC通番を認識できるようにしてください。

■使用例

例1
rlp001に500メガバイトのRLCファイルを初期作成します。
RLCファイルの作成先は、以下とします。
rdbbcrlc -G -p rlp001 -c 500M -W /dev/rdsk/c1t16d10s5,/dev/dsk/c1t16d10s5@pw200acm
         -T /dev/rdsk/c2t17d10s5,/dev/dsk/c2t17d10s5@pw400acm
RLCファイルの作成先は、以下とします。
rdbbcrlc -G -p rlp001 -c 500M -W /dev/raw/raw1,/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc3:sdo@PQ07P1
         -T /dev/raw/raw2,/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc3:sdr@pq5800
例2
rlp001にRLCファイルを追加します。
追加するRLCファイルの作成先は以下とします。
rdbbcrlc -U -p rlp001 -W /dev/rdsk/c1t16d10s6,/dev/dsk/c1t16d10s6@pw200acm
         -T /dev/rdsk/c2t17d10s6,/dev/dsk/c2t17d10s6@pw400acm
追加するRLCファイルの作成先は以下とします。
rdbbcrlc -U -p rlp001 -W /dev/raw/raw4,/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc6:sdo@PQ07P1
         -T /dev/raw/raw5,/dev/sfdsk/CL_ADBG/dsk/cap_rlc6:sdr@pq5800
例3
rlp001内の退避未かつ最小通番のRLCファイル内のRERUNログを破棄します。
rdbbcrlc -P -p rlp001
例4
rlp001内のRLCファイルを退避します。出力ファイル名は、/work/bc/rlcbackup_rlp001_0000000001.logとします。
rdbbcrlc -B -p rlp001 -f /work/bc/rlcbackup_rlp001_0000000001.log

■終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
0以外:異常終了

■注意


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