情報活用部門の拡大していく中で、全社的なシステム部門が、複数部門の辞書を統一的に管理する運用形態が増加しています。
それに応えるための新しい辞書管理手法としてエンタープライズ辞書(全社辞書)運用をサポートし、Navigatorの複数部門の辞書情報を、一括して管理することを可能にしました。
エンタープライズ辞書運用では、データベース情報などの全部門共通の情報を一元的に定義することができるため、複数部門の辞書の管理が容易になりました。
エンタープライズ辞書の運用形態
エンタープライズ辞書の運用・管理は、全社的なシステム部門などが管理者(全社管理者)を決めて行います。
全社管理者は、Navigator辞書管理ツールで、全社的に共用する資源の定義・管理を行います。また、部門に対してアクセスできる資源を設定します。
ユーザは、許可された資源の範囲で、Navigatorクライアントから問い合わせや個人の管理ポイント定義を行うことができます。
エンタープライズ辞書の運用形態イメージを以下に示します。
エンタープライズ辞書の特徴・用途
エンタープライズ辞書には、以下のような特徴があります。
Navigatorの辞書情報(データベースの資源情報、公開情報や演算項目、管理ポイントなど)を、一人の全社管理者が一括して設定が可能です。
全社管理者は、部門ごとに資源(スキーマ、テーブルなど)の公開/非公開を設定することができます。
エンタープライズ辞書運用は、同一のデータウェアハウスやデータマートを、複数の部門で利用する場合に適しています。