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Interstage Service Integrator V9.2.0 運用ガイド

1.1.9 メッセージ蓄積データベースの運用管理

メッセージ蓄積データベースは、ISIが受信したメッセージを蓄積するデータベースです。メッセージ蓄積データベースでは以下の運用を行ってください。

蓄積メッセージの削除

メッセージ蓄積機能は、ISIが受信したメッセージ、および送信したメッセージを複数の格納スペース(DSI)にすべて保存します。ディスク容量不足により、ISIの運用停止が発生しないように、定期的に古いメッセージをメッセージ蓄積データベースから削除してください。

格納スペースは以下の単位で分割します。蓄積メッセージは最も古いメッセージからこの単位で行ってください。

たとえば、10月1日に蓄積メッセージを削除する場合に対象とする格納スペースは以下のとおりです。

蓄積メッセージの削除は、DSIの初期化コマンドを実行します。DSIの初期化コマンドの詳細は、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。初期化対象となるDSIの一覧を以下に示します。

表1.1 初期化対象のDSI

DSI初期化の単位

初期化対象のDSI名

1月から3月までの期間に蓄積したメッセージ

MESSAGEBASE_DSI_01
MESSAGEBASE_IDX_DSI_01
INHEADER_DSI_01
INHEADER_IDX_DSI_01
INDATA_DSI_01
INDATA_IDX_DSI_01
OUTHEADER_DSI_01
OUTHEADER_IDX_DSI_01
OUTDATA_DSI_01
OUTDATA_IDX_DSI_01

4月から6月までの期間に蓄積したメッセージ

MESSAGEBASE_DSI_02
MESSAGEBASE_IDX_DSI_02
INHEADER_DSI_02
INHEADER_IDX_DSI_02
INDATA_DSI_02
INDATA_IDX_DSI_02
OUTHEADER_DSI_02
OUTHEADER_IDX_DSI_02
OUTDATA_DSI_02
OUTDATA_IDX_DSI_02

7月から9月までの期間に蓄積したメッセージ

MESSAGEBASE_DSI_03
MESSAGEBASE_IDX_DSI_03
INHEADER_DSI_03
INHEADER_IDX_DSI_03
INDATA_DSI_03
INDATA_IDX_DSI_03
OUTHEADER_DSI_03
OUTHEADER_IDX_DSI_03
OUTDATA_DSI_03
OUTDATA_IDX_DSI_03

10月から12月までの期間に蓄積したメッセージ

MESSAGEBASE_DSI_04
MESSAGEBASE_IDX_DSI_04
INHEADER_DSI_04
INHEADER_IDX_DSI_04
INDATA_DSI_04
INDATA_IDX_DSI_04
OUTHEADER_DSI_04
OUTHEADER_IDX_DSI_04
OUTDATA_DSI_04
OUTDATA_IDX_DSI_04

1月~6月の期間に再送処理を行ったメッセージ

RETRYMESSAGEBASE_DSI_13
RETRYMESSAGEBASE_IDX_DSI_13
RETRYINHEADER_DSI_13
RETRYINHEADER_IDX_DSI_13
RETRYINDATA_DSI_13
RETRYINDATA_IDX_DSI_13
RETRYOUTHEADER_DSI_13
RETRYOUTHEADER_IDX_DSI_13
RETRYOUTDATA_DSI_13
RETRYOUTDATA_IDX_DSI_13

7月~12月の期間に再送処理を行ったメッセージ

RETRYMESSAGEBASE_DSI_14
RETRYMESSAGEBASE_IDX_DSI_14
RETRYINHEADER_DSI_14
RETRYINHEADER_IDX_DSI_14
RETRYINDATA_DSI_14
RETRYINDATA_IDX_DSI_14
RETRYOUTHEADER_DSI_14
RETRYOUTHEADER_IDX_DSI_14
RETRYOUTDATA_DSI_14
RETRYOUTDATA_IDX_DSI_14

また、以下の機能を使用した運用を行っている場合、DSIの初期化にあわせて、ISIが出力する作業ファイルを削除する必要があります。

作業ファイルは、環境設定ファイルの以下の項目で指定したディレクトリ配下に年月単位に振り分けして出力されます。初期化するDSIの単位にあわせて、該当する年月の作業ファイルを削除してください。環境設定ファイルについては、“ISI 導入ガイド”を参照してください。

バックアップ

データベース異常などによりデータが破壊された場合に備えて、あらかじめDSIのバックアップ運用を行ってください。バックアップ対象のDSIを以下に示します。

表1.2 バックアップ対象のDSI

関連付いているDSIの単位

バックアップ対象のDSI名

1月から3月までの期間に蓄積したメッセージ

MESSAGEBASE_DSI_01
INHEADER_DSI_01
INDATA_DSI_01
OUTHEADER_DSI_01
OUTDATA_DSI_01

4月から6月までの期間に蓄積したメッセージ

MESSAGEBASE_DSI_02
INHEADER_DSI_02
INDATA_DSI_02
OUTHEADER_DSI_02
OUTDATA_DSI_02

7月から9月までの期間に蓄積したメッセージ

MESSAGEBASE_DSI_03
INHEADER_DSI_03
INDATA_DSI_03
OUTHEADER_DSI_03
OUTDATA_DSI_03

10月から12月までの期間に蓄積したメッセージ

MESSAGEBASE_DSI_04
INHEADER_DSI_04
INDATA_DSI_04
OUTHEADER_DSI_04
OUTDATA_DSI_04

1月から6月までの期間に再送処理を行ったメッセージ

RETRYMESSAGEBASE_DSI_13
RETRYINHEADER_DSI_13
RETRYINDATA_DSI_13
RETRYOUTHEADER_DSI_13
RETRYOUTDATA_DSI_13

7月から12月までの期間に再送処理を行ったメッセージ

RETRYMESSAGEBASE_DSI_14
RETRYINHEADER_DSI_14
RETRYINDATA_DSI_14
RETRYOUTHEADER_DSI_14
RETRYOUTDATA_DSI_14

データベースのDSIバックアップ運用の詳細は“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。

また、以下の機能を使用した運用を行っている場合、DSIのバックアップ運用にあわせて、ISIが出力する作業ファイルのバックアップ運用も行ってください。

作業ファイルは、環境設定ファイルの以下の項目で指定したディレクトリ配下に年月単位に振り分けして出力されます。バックアップするDSIの単位にあわせて、該当する年月の作業ファイルのバックアップを行ってください。環境設定ファイルについては、“ISI 導入ガイド”を参照してください。