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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Connect管理者ガイド

5.6.1 Live Helpの機能を利用

接続認証機能

Clientで接続認証機能を有効にすることにより、Expertからの不正な接続や誤接続を防止できます。

Live Helpの接続認証機能には、Clientに設定されているパスワードを使用して認証する「Live Helpパスワード認証方式」と、Client側のOSに登録されているユーザ名とパスワードを使用して認証する「OS認証方式」の2種類があります。

各認証方式の詳細については、“Live Help ユーザーズガイド”および“Live Help Clientガイド”を参照してください。


接続の承認処理

Clientに接続する場合は、Client側エンドユーザの承認が必要になるよう設定してください。これによりエンドユーザが不在の場合に無断でExpertから接続して操作される危険性がなくなります。ただし、この機能は無人サーバのリモート・メンテナンスには利用できません。接続の承認機能の詳細については、Expert製品に添付されている“Live Help ユーザーズガイド”を参照してください。


リモート操作権

運用により、Clientにて適切なリモート操作権を指定してください。対象のClientが無人サーバかエンドユーザのいるコンピュータか、また監視運用かリモート操作運用かの違いにより、“リモート操作権”にまとめました。リモート操作権の詳細については、Expert製品に添付されている“Live Help ユーザーズガイド”を参照してください。

表5.8 リモート操作権

操作権

備考

常に許可する

無人サーバのメンテナンスで、かつリモート操作を必要とする運用の場合

常に拒否する

監視のみでリモート操作が必要ない運用の場合。操作によるエンドユーザ環境の破壊等の危険性がなくなる。

ユーザに許可を求める

エンドユーザのいるコンピュータで、かつリモート操作を必要とする運用の場合。


接続表示

Clientの接続表示機能を使用することで、Client側のエンドユーザが無断で監視、もしくはリモート操作されていないか即確認できます。接続表示機能の詳細については、Expert製品に添付されている“Live Help ユーザーズガイド”を参照してください。


セッションの録画

Expertが誤操作や不正な操作をしていないか、後で確認できるように記録する手段として、セッション録画機能が利用できます。セッションの録画機能の詳細については、Expert製品に添付されている“Live Help ユーザーズガイド”を参照してください。


ログの監査 (Connectディスパッチャー/セッションジャーナル)

ExpertおよびClientが不正に接続していないか、後で確認できるように記録する手段として、ロギング機能が利用できます。Connectディスパッチャーのロギング機能の詳細については、“運用”-“ログ監査”を、ExpertおよびClientのセッションジャーナル機能の詳細については、Expert製品に添付されている“Live Help ユーザーズガイド”を参照してください。

ポイント

セッションの録画、Connectディスパッチャーのロギング、ExpertおよびClientのセッションジャーナルはそれぞれ記録できる内容に違いがあります。これらの違いを“記録機能の違い”に示します。

表5.9 記録機能の違い

機能

接続履歴

操作履歴

ファイル転送履歴

セッションの録画

×

×

Connectディスパッチャーのロギング

×

×

ExpertおよびClientのセッションジャーナル

×