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Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド UNIX編

19.1.11 各機能での設定

各機能での設定を行います。設定を行う機能と設定する場所を以下の表に示します。インストール種別/使用している機能により、設定を変更してください。

機能名

設定条件

設定場所(インストール種別)

運用管理クライアント
/運用管理サーバ

部門管理サーバ

業務サーバ

システム監視

必須

○(注1)

性能監視

選択

アプリケーション管理

選択

自動運用支援

選択

資源配付

選択

スクリプトファイル

選択

プロセス監視

選択

インベントリ管理

選択

○:設定します。

-:設定しません。

注1)エージェントライセンス、イベント監視ライセンスの場合に必ず実施してください。

システム監視の変更

  1. 構成情報の削除

    部門管理サーバがメッセージ送信先システムとして定義していたシステムで、以下のコマンドをプライマリ、セカンダリそれぞれのホスト名で実行します。

    1. メッセージ送信先システムがWindows版の場合

      opaconstat -D 変更前の部門管理サーバの物理ホスト名

    2. メッセージ送信先システムがSolaris版の場合

      /opt/systemwalker/bin/opaconstat -D 変更前の部門管理サーバの物理ホスト名

  2. 構成情報の登録

    メッセージ送信先システムで、指定しているシステムが動作していることを確認してから、部門管理サーバのプライマリとセカンダリで、以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/opaconstat -a

  3. イベント通知先の変更

    部門管理サーバをイベント通知先として指定している下位サーバで、システム監視設定のメッセージ送信先システムを変更し、Systemwalker Centric Managerの再起動、構成情報の登録処理を行います。

ポイント

イベント通知先の変更

下位サーバのシステム監視設定のメッセージ送信先システムを変更します。

  1. 運用管理クライアントで、[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]を選択します。

    →[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 変更する下位サーバのホスト名、ユーザ名、パスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    →[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [通信環境定義]ボタンをクリックします。

    →[通信環境定義]ダイアログボックスが表示されます。

  4. 変更前の部門管理サーバのホスト名を選択し、[更新]ボタンをクリックします。

    →[メッセージ送信先システム(更新)]ダイアログボックスが表示されます。

  5. メッセージ送信先システムに変更後の論理ホスト名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

  6. Systemwalker Centric Managerを再起動します。

    • 下位サーバがWindows版の場合

      1. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。

        pcentricmgr

      2. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。

        scentricmgr

    • 下位サーバがSolaris版の場合

      1. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。

        /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr

      2. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。

        /opt/systemwalker/bin/scentricmgr

  7. 下位サーバで、構成情報を変更します。

    1. 以下のコマンドを実行し、下位サーバの構成情報を接続サーバに登録します。

      • 下位サーバがWindows版の場合

        opaconstat -a

      • 下位サーバがSolaris版の場合

        /opt/systemwalker/bin/opaconstat -a

    2. 部門管理サーバをフェールオーバします。

    3. 以下のコマンドを実行し、下位サーバの構成情報を接続サーバに登録します。

      • 下位サーバがWindows版の場合

        opaconstat -a

      • 下位サーバがSolaris版の場合

        /opt/systemwalker/bin/opaconstat -a

    4. 部門管理サーバをフェールバックします。

注意

部門管理サーバをイベント通知先として指定している下位サーバとの接続形態が“常時接続”の場合、7.の作業は必要ありません。

性能監視の変更

運用管理サーバまたは運用管理クライアントで、以下の手順に従って作業を行ってください。

以下の作業は、すべてのノードでIPアドレス/ホスト名を変更した後にまとめて実施すると、それぞれ一度の作業で効率よく設定することができます。

  1. ネットワーク性能監視の監視対象としている場合、以下の手順でポリシーを更新し、配付します。

    1. [Systemwalkerコンソール]を起動します。

    2. [ポリシー]メニューより、[監視]-[ネットワークの性能(全体)]を選択します。

      →[性能監視-全体設定(ネットワーク性能)]ダイアログボックスが表示されます。

    3. [更新]ボタンをクリックし、ポリシーを再作成します。

    4. [ポリシー]メニューの[監視]-[ポリシーの配付]を選択します。

      →[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。

    5. [すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。

  2. サーバ性能監視の監視対象としている場合、以下の手順でポリシーを更新し、配付します。

    1. [Systemwalkerコンソール]を起動します。

    2. [ポリシー]メニューより、[監視]-[監視ポリシー]を選択します。

      →[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。

    3. [監視ポリシー[管理]]画面から[オプション]メニューの[カスタムモード表示]を選択した後、[設定対象]-[性能監視]-[サーバ]を選択し、[操作]メニューの[更新]を選択します。

    4. IPアドレス/ホスト名を変更したノードに配付しているポリシーを選択し、[サーバ性能の監視]画面で、そのまま[OK]ボタンをクリックします。

      IPアドレス/ホスト名を変更したノードのポリシーすべてについて、本作業を実施します。

    5. [ポリシー]メニューの[ポリシーの配付]を選択します。

      →[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。

    6. [すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。

性能監視の動作環境の設定については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 監視機能編”を参照してください。

アプリケーション管理の設定

アプリケーション管理を使用して監視している場合は、以下の作業を行ってください。

  1. 運用管理クライアントで、[Systemwalkerコンソール]から、[ポリシー]メニューの[監視]-[アプリケーションの自動検出設定]を選択します。

    →[アプリケーション管理]画面が表示されます。

  2. [アプリケーション管理全体の設定]-[動作の設定]を右クリックし、表示されるメニューの[作成]を選択します。

    →[動作の設定]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [アプリケーション情報送信種別]で、[エージェント起動時に毎回最新情報を送信する]、または[次回エージェント起動時だけ最新情報を送信する]ラジオボタンを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

  4. [ポリシー]メニューの[配付先の設定]を選択し、ポリシーの配付先に部門管理サーバを設定します。

  5. [ポリシー]メニューの[ポリシーの配付]を選択し、ポリシーを配付します。ポリシーを適用するタイミングは、[すぐ適用する(配付先のサービスを再起動する)]を選択します。

自動運用支援の変更

運用管理クライアントで、運用している環境に合わせて、以下の作業を行ってください。

  1. [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]を選択し、接続先に各サーバを指定します。

    →[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [イベント監視の条件定義]ボタンをクリックします。

    →[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。

    1. [イベント]メニューより[イベントの更新]を選択します。

      →[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。

      部門管理サーバのホスト名で指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。

    2. [アクション]メニューより[アクションの設定]を選択します。

      →[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスが表示されます。

    3. [通知/実行アクション]タブを選択します。

      →[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]ダイアログボックスが表示されます。

    4. [詳細設定]ボタンをクリックします。

      →[アクション定義(詳細)]ダイアログボックスが表示されます。

      [リモートコマンド]タブで、[発行先:]に部門管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。

    5. [アクション]メニューより[アクションの設定]を選択します。

      →[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスが表示されます。

    6. [通知/実行アクション]タブを選択します。

      →[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]ダイアログボックスが表示されます。

    7. [詳細設定]ボタンをクリックします。

      →[アクション定義(詳細)]ダイアログボックスが表示されます。

      [SNMPトラップ]タブで、[トラップ通信先]の[ホスト名]に部門管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。

資源配付の変更

以下の手順に従って、各コンピュータ上で部門管理サーバのシステム定義(配付経路)の変更作業を実施してください。

  1. 運用管理クライアントで、[Systemwalkerコンソール 資源配付]を起動し、[表示]メニューより[対象システム]を選択します。

  2. [対象システム]画面の[ノードプロパティ]ダイアログボックスで、部門管理サーバの物理IPアドレス/物理ホスト名を変更してください。

  3. 業務サーバで、スケジュール文により、階層通知機能を用いて、部門管理サーバ経由で結果通知を行っている場合は、通知先IPアドレスを部門管理サーバの新しい論理IPアドレスに変更してください。

ポイント

資源配付をクラスタサービス上で運用している場合は、以下の手順を実施します。それぞれの設定方法の詳細は、“資源配付の設定の変更(論理ノード変更時)”を参照してください。

  1. 資源配付のクラスタアンセットアップ

  2. 資源配付のクラスタセットアップ

  3. 運用管理サーバで、システム定義内容の変更

スクリプトファイルの変更

スクリプトファイル内で、該当IPアドレス/ホスト名を意識した処理を行っている場合、以下の手順に従って、操作を実施してください。

  1. 部門管理サーバで、該当するスクリプト内に書かれているIPアドレス/ホスト名を変更します。

  2. 部門管理サーバで(実際の作業は運用管理クライアントから)同スクリプトを使用しているシステムへ、インテリジェントサービスのポリシー設定を行い配付します。

プロセス監視の変更

プロセス監視の動作環境ファイルを変更します。

インベントリ管理の変更

インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集を実施している場合、以下のコマンドを実行して、自身の論理ホスト名または論理IPアドレスを変更してください。

cmcntagl -o <自身の論理ホスト名または論理IPアドレス>

cmcntagl(インベントリ管理接続環境変更コマンド)の詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。