機能説明
被監視ノード、またはネットワーク機器に対し、一定間隔でMIB取得を行い、しきい値を超えた場合、運用管理サーバ、または部門管理サーバへトラップを通知します。
サンプルスクリプトファイル
OS種別 | 格納場所とファイル名 |
---|---|
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\snmpmib.swt |
Solaris | /etc/opt/FJSVssc/sample/snmpmib.swt |
Linux | /etc/opt/FJSVssc/sample/snmpmib.swt |
HP-UX | 提供なし |
AIX | 提供なし |
実行に必要な権限
Windowsの場合、Administrator権限が必要です。
UNIXの場合、root権限が必要です。
編集可能な項目
編集可能な項目を以下に示します。各項目の詳細については、格納されているサンプルスクリプトを参照してください。
取得MIB種別
ホストの設定
動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。
設定項目は以下の通りです。
MIB取得するホスト名
MIB種別
しきい値
条件
コミュニティ名
MIBリトライ回数
タイムアウト
通知ホスト
ポーリング間隔
動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。
二重監視
動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。
二重化
動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。
本スクリプトによる監視にて指定できるMIBの型
INTEGER型
COUNTER型
GAUGE型
TIMETICKS型
注意事項
本スクリプトによる監視は、運用管理サーバ、部門管理サーバ、および業務サーバにて可能です。
本スクリプトでは、SNMPv1以外のプロトコルでMIBは取得できません。
クラスタ運用をしている場合
監視元ホストがクラスタの場合、運用系で監視を行う場合は二重監視の設定をOFFにしてください。
パーソナルファイアウォール導入ノードの監視について
パーソナルファイアウォールを導入している被監視ノードでは、MIB情報が正しく取得できない場合があります。ネットワーク監視のSNMP要求(161/udp)に対し、応答を通知できるように、SNMP要求を許可するように設定してください。
連携型二重化の場合
二重化の設定がONの場合とOFFの場合で、出力されるメッセージが異なります。詳細は“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“ネットワーク監視で表示されるメッセージ”を参照してください。
使用例
ホストhost1、host2からMIBを取得し、しきい値が条件を超えていた場合、通知ホストManagerHostName1、ManagerHostName2へトラップを通知します。
ホスト | 取得するMIB | しきい値 | 条件 |
---|---|---|---|
Host1 | SysUpTime.0 | 1000 | UP(しきい値以上のとき) |
Host2 | ifInOctets.0 | 1000 | DOWN(しきい値以下のとき) |
編集内容
[MIB取得するホスト名、MIB種別、しきい値、条件、コミュニティ名(省略可:省略値 public)]
lappend HostMibKind1 {host1} {sysUpTime.0} {1000} {UP} {public} lappend HostMibKind2 {host2} {ifInOctets.0} {1000} {DOWN}
[MIBリトライ回数、タイムアウト(秒)]
set Retry 1 set Timeout 3
[通知ホスト]
lappend Manager {ManagerHostName1} {ManagerHostName2}
[ポーリング間隔(分)]
set Interval 10
二重監視
set g(Dual) ON
二重化
set g(DuplicateAutoAction) OFF