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Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド

7.3.5 MIBしきい値監視

機能説明

被監視ノード、またはネットワーク機器に対し、一定間隔でMIB取得を行い、しきい値を超えた場合、運用管理サーバ、または部門管理サーバへトラップを通知します。

サンプルスクリプトファイル

OS種別

格納場所とファイル名

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\snmpmib.swt

Solaris

/etc/opt/FJSVssc/sample/snmpmib.swt

Linux

/etc/opt/FJSVssc/sample/snmpmib.swt

HP-UX

提供なし

AIX

提供なし

実行に必要な権限

Windowsの場合、Administrator権限が必要です。

UNIXの場合、root権限が必要です。

編集可能な項目

編集可能な項目を以下に示します。各項目の詳細については、格納されているサンプルスクリプトを参照してください。

取得MIB種別
ホストの設定

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。
設定項目は以下の通りです。

MIBリトライ回数
タイムアウト

通知ホスト

ポーリング間隔

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重監視

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重化

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

本スクリプトによる監視にて指定できるMIBの型

注意事項

Enterprise EditionGlobal Enterprise Editionクラスタ運用をしている場合

  • 監視元ホストがクラスタの場合、運用系で監視を行う場合は二重監視の設定をOFFにしてください。

パーソナルファイアウォール導入ノードの監視について

  • パーソナルファイアウォールを導入している被監視ノードでは、MIB情報が正しく取得できない場合があります。ネットワーク監視のSNMP要求(161/udp)に対し、応答を通知できるように、SNMP要求を許可するように設定してください。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition連携型二重化の場合

  • 二重化の設定がONの場合とOFFの場合で、出力されるメッセージが異なります。詳細は“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“ネットワーク監視で表示されるメッセージ”を参照してください。

使用例

ホストhost1、host2からMIBを取得し、しきい値が条件を超えていた場合、通知ホストManagerHostName1、ManagerHostName2へトラップを通知します。

ホスト

取得するMIB

しきい値

条件

Host1

SysUpTime.0

1000

UP(しきい値以上のとき)

Host2

ifInOctets.0

1000

DOWN(しきい値以下のとき)

編集内容

[MIB取得するホスト名、MIB種別、しきい値、条件、コミュニティ名(省略可:省略値 public)]

lappend HostMibKind1 {host1} {sysUpTime.0} {1000} {UP} {public}
lappend HostMibKind2 {host2} {ifInOctets.0} {1000} {DOWN}

[MIBリトライ回数、タイムアウト(秒)]

set Retry    1
set Timeout  3

[通知ホスト]

lappend Manager {ManagerHostName1} {ManagerHostName2}

[ポーリング間隔(分)]

set Interval 10

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重監視

set g(Dual) ON

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重化

set g(DuplicateAutoAction) OFF