機能説明
メッセージ監視アクション型スクリプトを単体で実行し、動作に問題がないかを確認します。また、以下の項目について自動的にチェックを行います。
ファイルのオープン/クローズの整合性
exitコマンドの実行の有無
プロシジャの処理時間異常
サンプルスクリプトファイル
OS種別 | 格納場所とファイル名 |
---|---|
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\scActionProcChk.swt |
Solaris | /etc/opt/FJSVssc/sample/scActionProcChk.swt |
Linux | /etc/opt/FJSVssc/sample/scActionProcChk.swt |
HP-UX | 提供なし |
AIX | 提供なし |
実行に必要な権限
Windowsの場合、Administrator権限が必要です。
UNIXの場合、root権限が必要です。
編集可能な項目
編集可能な項目を以下に示します。各項目の詳細については、格納されているサンプルスクリプトを参照してください。
テスト対象プロシジャ名
動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。
テスト用イベント情報
動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。
テスト対象スクリプトへ渡すイベント情報を任意に設定します。設定項目は以下の通りです。
ノード名
IPアドレス
イベント発生日時
オブジェクト名
イベントテキスト
ログ格納
上位システム送信
文字色
背景色
重要度
監視イベント種別
1つのテストスクリプト内に定義できるイベント情報は、1イベント分だけなのでコリレーションなどで複数の種類のイベントについて連続的プロシジャに処理させる場合は、イベントの種類ごとに複数のテストスクリプトを作成し、それらを連続的に実行させます。
注意事項
本スクリプトによる“ファイルのオープン/クローズの整合性”および“exitコマンドの実行の有無”のチェックは、テスト実行時に実際に呼び出されたコマンドに基づいて行われるため、if文などの分岐によりテスト時に通らなかったルートはチェックされていません。したがってテストを行う際には、テスト対象スクリプトの全ルートについてひととおり実行されるように、テスト用イベント情報の内容を変更し、実行を繰り返してください。
本スクリプトを実行するには、Systemwalker Centric Managerのサービスが起動中である必要があります。
使用例
夜間業務のイベント(発生時刻が0時~4時台)は、[メッセージ一覧]での表示色を変更する設定をしたイベント詳細フィルタリングスクリプトの動作確認をします。
プロシジャ名:UsrEventColorSet
編集内容
[テスト対象プロシジャ名]
set TestProcName UsrEventColorSet
[テスト用イベント情報]
set NodeName "Node1" set IpAddr "192.168.0.2" set Time_H 4 set Time_M 59 set Time_S 59 set EventText "Test Event Massage1" set Log "ON" set Send "ON" set TrTicket "OFF" set TextColor 3 set BackColor 255 set Severity "Level_2"
テスト結果
正常時には以下の情報が標準出力に出力されます。
イベント情報の編集結果
メッセージ監視アクション型スクリプトで編集可能な項目について、テスト用イベント情報の設定と同じ形式で出力されます。
処理時間
テスト対象プロシジャの開始から終了まで処理時間がミリ秒単位で表示されます。
また、テスト対象スクリプトの処理で問題を検知したり文法エラーがあった場合は、その内容が標準エラー出力に出力されます。
出力例
使用例の場合(テスト対象:イベント詳細フィルタリング)
EventText :Test Event Massage1 Log :ON Send :ON TrTicket :OFF TextColor :0 BackColor :14 Severity :Level_2 Processing time is 70 (milliseconds).
使用例の「テスト用イベント情報」の設定で、テスト対象をイベント固定テキスト変換にした場合
EventText :イベントテキスト Test Event Message1 を本テキストに置き換えました Log :ON Send :ON TrTicket :OFF TextColor :3 BackColor :255 Severity :Level_2 Processing time is 60 (milliseconds).
テスト対象の処理にトレース(ファイル名:usrlog)のクローズ洩れがあった場合
Non-closed trace file was found. The filename is usrlog
テスト対象の処理でexit文が実行された場合
The exit command was executed