アクション管理が提供する出口情報について説明します。
サポート外のショートメールのメッセージ変換用出口
ショートメールを送信するとき、メッセージテキストをコードに変換する必要があります。Systemwalker Centric Managerが、標準でサポートしていない携帯電話会社携帯電話を使用する場合、メッセージを変換する出口(DLL)をあらかじめ用意する必要があります。作成したDLLは、DLL名を“f3crhxpc.dll”とし、アクション実行を選択インストールしたクライアントのSystemwalker Centric Managerを、インストールしたディレクトリ配下のMpwalker/binに格納してください。
出口プログラムとのインタフェース
メッセージを変換する関数は、以下の形式で呼び出されます。
int f3crhx_convert(char *Msg_Text,char *MsgNo,int MsgNoSize,char *Vender)
ショートメールとして送信する文字(変換するメッセージテキストの文字列)が設定されているアドレスが設定されています。
変換結果を格納する領域が用意されています。出口で指定してください。Msg_Textに格納されている文字をダイアルする番号の文字列に変換して指定してください。MsgNoSizeに設定された長さの範囲で指定し、文字列の終わりには‘\0’を指定してください。
変換結果を格納する領域(MsgNo)のサイズが設定されています。
携帯電話会社名が設定されています。
復帰値
メッセージの変換結果を、関数の復帰値により通知してください。
正常終了。ショートメールの送信を行います。
異常終了。ショートメールの送信は行われません。
注意事項
本DLLを作成するとともに、[アクション環境設定(詳細)]ウィンドウの[ショートメール]で、利用する携帯電話会社を登録する必要があります。
本DLLが異常終了した場合、Systemwalker Centric ManagerのSystemwalker MpAosfXサービスが停止します。
本DLLから制御が戻った場合、ショートメール送信が行われます。
使用例
「サポート外のショートメールのメッセージ変換用出口」の使用例を以下に示します。
int f3crhx_convert(char *MsgText,char *MsgNo,int MsgNoSize,char *Vender) { int i ; int NoLen = 0 ; if ( strcmp(Vender,"ven01") != 0 ) { // サポート外の会社 return -1 ; } // メッセージ変換処理 for ( i = 0 ; i < strlen(MsgText) ; i++ ) { /* MsgNoに変換結果を格納する */ /* NoLenには、MsgNo に格納した文字列の数を格納する */ } MsgNo[NoLen] = ‘\0’ ; // 終端コードの設定 return 0 ; // 正常終了 }