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Symfoware Server V10.0.0 トラブルシューティング集

8.2.8 ODBC対応開発ツールで開発する(システム環境)

ODBC対応開発ツールで開発する場合に、システム環境についてよくある質問と、その回答について説明します。

ODOSと従来から提供されているODBCドライバとの違いは?

“Symfoware ODOS”ODBCドライバはSymfoware Serverの独自プロトコルであるRDB2_TCPを使用しており、従来からのODBCドライバと比較して性能面で改善されています。

新規にアプリケーションを開発する場合には、“Symfoware ODOS”ODBCドライバを推奨します。
ただし、以下の場合には、RDA-SV(V4,ODBC3.0)を利用してください。

なお、関連する質問として下記の“Visual Basicからアクセスする場合に必要な設定は?”があります。必要に応じて参照してください。

ポイント

Symfoware ODOSを利用する場合のサーバ側での環境設定について

RDB2_TCP連携を利用する場合は、以下の設定が必要です。

  • サービスファイルに「サービス名 ポート番号」を設定する。

    RDBII 26551/tcp
  • システム用の動作環境ファイルに「MAX_CONNECT_TCP=(接続数)」を設定する。

  • クライアント側で、ODOSドライバを利用するための環境設定を行う。

    • 接続プロトコル:RDB2_TCPを指定

    • SQLサーバ名:CONNECT文で指定したSQLサーバ名を指定

    • データ資源名:アクセスするデータベース名を指定

    • ホスト名:アクセスするホスト名を指定

    • ポート番号:サービスファイルに設定したポート番号を指定

    • スキーマ名:サーバ側に定義済のスキーマ名を指定

詳細は、“セットアップガイド”の“ポート番号の定義”、“システム用の動作環境ファイルによる定義”、および“アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)”の“環境のセットアップ”を参照してください。

Visual Basicからアクセスする場合に必要な設定は?

ODBCドライバの設定が必要です。
Symfoware Serverでは、用途別に、2つのODBCドライバを提供しています。

なお、関連する質問として上記の“ODOSと従来から提供されているODBCドライバとの違いは? ”があります。必要に応じて参照してください。

ポイント

ODBCドライバについて

RDA-SVを利用する場合のODBCドライバの環境設定については、“アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)”の“ODBCデータソースの登録”を参照してください。

クライアント端末だけWindows(R)のバージョンをアップする計画があります。Symfoware Serverのバージョンレベルのアップも必要ですか?

クライアント端末だけWindows(R)のバージョンレベルをアップする場合でも、アップしたWindows(R)に対応したSymfoware Serverに、バージョンレベルをアップする必要があります。

ODOSではODBCドライバマネージャのコネクションプーリング機能が利用可能か?

コネクションプーリング機能は利用できます。
ただし、コネクションプーリング機能をサポートしているドライバマネージャは3.5以降となります。使用しているドライバマネージャが対応しているどうか確認してください。

なお、Symfoware Serverに同梱されているクライアントでは、ODBCのドライバマネージャ3.5以降の再配布モジュールを配布しています。

ODOSドライバはIPv6に対応しているか?

対応しています。