ODBC対応開発ツールで開発する場合に、システム環境についてよくある質問と、その回答について説明します。
ODOSと従来から提供されているODBCドライバとの違いは?
“Symfoware ODOS”ODBCドライバはSymfoware Serverの独自プロトコルであるRDB2_TCPを使用しており、従来からのODBCドライバと比較して性能面で改善されています。
新規にアプリケーションを開発する場合には、“Symfoware ODOS”ODBCドライバを推奨します。
ただし、以下の場合には、RDA-SV(V4,ODBC3.0)を利用してください。
MSP/XSP版Symfoware Serverと連携して利用したい
RDA-SV連携を利用したい
サーバ側のサービスファイルにRDB2_TCPのための設定を行いたくない
ODBCドライバ RDA-SV(V4)を利用してアプリケーションの動作確認を完了しており、“Symfoware ODOS”ODBCドライバで再度の動作確認はしたくない
なお、関連する質問として下記の“Visual Basicからアクセスする場合に必要な設定は?”があります。必要に応じて参照してください。
ポイント
Symfoware ODOSを利用する場合のサーバ側での環境設定について
RDB2_TCP連携を利用する場合は、以下の設定が必要です。
サービスファイルに「サービス名 ポート番号」を設定する。
RDBII 26551/tcp
システム用の動作環境ファイルに「MAX_CONNECT_TCP=(接続数)」を設定する。
クライアント側で、ODOSドライバを利用するための環境設定を行う。
接続プロトコル:RDB2_TCPを指定
SQLサーバ名:CONNECT文で指定したSQLサーバ名を指定
データ資源名:アクセスするデータベース名を指定
ホスト名:アクセスするホスト名を指定
ポート番号:サービスファイルに設定したポート番号を指定
スキーマ名:サーバ側に定義済のスキーマ名を指定
詳細は、“セットアップガイド”の“ポート番号の定義”、“システム用の動作環境ファイルによる定義”、および“アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)”の“環境のセットアップ”を参照してください。
Visual Basicからアクセスする場合に必要な設定は?
ODBCドライバの設定が必要です。
Symfoware Serverでは、用途別に、2つのODBCドライバを提供しています。
なお、関連する質問として上記の“ODOSと従来から提供されているODBCドライバとの違いは? ”があります。必要に応じて参照してください。
ポイント
ODBCドライバについて
RDA-SVを利用する場合のODBCドライバの環境設定については、“アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)”の“ODBCデータソースの登録”を参照してください。
クライアント端末だけWindows(R)のバージョンをアップする計画があります。Symfoware Serverのバージョンレベルのアップも必要ですか?
クライアント端末だけWindows(R)のバージョンレベルをアップする場合でも、アップしたWindows(R)に対応したSymfoware Serverに、バージョンレベルをアップする必要があります。
ODOSではODBCドライバマネージャのコネクションプーリング機能が利用可能か?
コネクションプーリング機能は利用できます。
ただし、コネクションプーリング機能をサポートしているドライバマネージャは3.5以降となります。使用しているドライバマネージャが対応しているどうか確認してください。
なお、Symfoware Serverに同梱されているクライアントでは、ODBCのドライバマネージャ3.5以降の再配布モジュールを配布しています。
対応しています。