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Symfoware Server V10.0.0 アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)

B.4 SQL文実行までの手順

ASPに付属のADOを使用することで、ランチデータベースに格納されている情報にアクセスすることができます。ここでは、ランチデータベースへアクセスし、SQL文を実行するまでの手順について説明します。

SQL文実行までの手順

  1. Connectionオブジェクトのインスタンスを作成します。

    <%Set OBJdbConnection = Server.CreateObject("ADODB.Connection")%>

  2. ランチデータベースに接続するために、ConnectionオブジェクトのOpenメソッドを使用します。

    データソース名、RDBが使えるユーザ名とパスワードを指定します。

    <%OBJdbConnection.Open "DSN=SmpODOS;UID=USER01;PWD=PASS01"%>

    これは、ODBCデータソース名をSmpODOS、ユーザ名をUSER01、パスワードをPASS01としたときのコード例です。

  3. SQL文を作成します。変数SQLQueryにSQL文を格納します。

    SQLQuery = "SELECT ジャンル,店名,メニュー,価格 FROM LUNCHSCH.LUNCHTBL WHERE ジャンル=N'"
    SQLQuery = SQLQuery + GENRE + "'"

    GENREはFormsコレクションより取得した情報を格納した変数です。+演算子(または &演算子 )により、変数SQLQueryに格納されている文字列のあとに変数GENREに格納されている文字列を連結しています。その後、さらに“'”を連結しています。

  4. ConnectionオブジェクトのExecuteメソッドを使用してSQL文実行します。

    返されたレコードを結果セット (LunchList) に格納します。

    <%Set LunchList = OBJdbConnection.Execute(SQLQuery)%>

    また、SQL文を変数SQLQueryに割り当てずに直接Executeメソッドに渡すこともできます。

    <%Set LunchList = OBJdbConnection.Execute("SELECT ジャンル,店名,メニュー,価格 FROM LUNCHSCH.LUNCHTBL WHERE ジャンル=N'" + GENRE + "'")%>

    ただし、SQL文が長い場合には、文字列をいったんSQLQueryなどの変数名に割り当ててからそれをExecuteメソッドに渡したほうが、コードが読みやすくなります。

    結果セットの表示方法は、“B.5 結果セットを表示するには”を参照してください。