ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V10.0.0 アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)

2.2 文字コード系の決定

Symfoware .NET Data Providerを利用したアプリケーションの文字コード系の決定に必要な情報を説明します。

Symfoware Serverで使用可能な文字コード系

Symfoware Serverで使用可能な文字コード系は、以下のとおりです。

Symfoware .NET Data Providerでも、上記の文字コード系を使用することができます。

.NET Frameworkアプリケーションの文字コード系

.NET Frameworkは、文字データを内部的にUNICODEで扱います。.NET Frameworkアプリケーションに対して、EUCコードやシフトJISコードで入出力を行うと、.NET Frameworkにより文字データはUNICODEに変換されます。このため、.NET Frameworkアプリケーションでは、アプリケーション作成時に文字コード系の指定を意識する必要はありません。

データベースの文字コード系との関係

.NET Frameworkアプリケーションは、文字データをUNICODEでSymfoware Serverへ渡します。データベースの文字コード系が、EUCコード、またはシフトJISコードの場合、アプリケーションとデータベースの間で文字コード変換が発生します。

Symfoware Serverでは、アプリケーションとデータベースの文字コード系が異なる場合、サーバで自動的に文字コード変換を行います。このため、アプリケーションの作成時に、データベースの文字コード系の指定を意識する必要はありません。

.NET Framework環境で最適な文字コード系

.NET Frameworkアプリケーションを作成する場合、アプリケーションとSymfoware Serverの双方で自動的に文字コード変換を行うため、特別な意識は必要ありません。

ただし、文字コード系は、コードごとに扱う文字種の数が異なるため、アプリケーションの文字コード系とデータベースの文字コード系が異なると、文字の欠損が生じる場合があります。

.NET Frameworkを利用したシステムでは、UNICODEで文字データを流通させると、文字コード変換が発生しないため、文字コード変換による負荷や、文字の欠損などの問題を防ぐことができます。