Symfoware .NET Data Providerでは、SymfowareConnectionクラスを使用して、アプリケーションとデータベースのコネクションを確立します。
コネクションには、接続するデータベースへの接続先情報を指定します。接続先情報の指定方法には、以下の2種類があります。
アプリケーションの構成ファイルに指定する
Visual Studioのアプリケーションの構成ファイル(Windowsアプリケーションではapp.config、Webアプリケーションではweb.config)に接続先情報を指定します。構成ファイルに指定した接続先情報は、アプリケーション実行時に読み込まれます。情報を変更してもアプリケーションの再コンパイルは不要です。
ConnectionStringプロパティに指定する
ConnectionStringプロパティに接続先情報(キーワード)を指定します。ConnectionStringプロパティに指定した情報は、アプリケーションのコンパイル時にプログラムに組み込まれます。情報を変更するには、アプリケーションの再コンパイルが必要です。
接続先情報をアプリケーションの構成ファイルに指定すると、アプリケーションを再コンパイルせずに、接続先情報を変更することができるため、テスト環境から運用環境へのデータベースの切替えなどが容易になります。Symfoware .NET Data Providerでは、接続先情報をアプリケーションの構成ファイルに指定することを推奨します。
ポイント
EventLogの取得やチューニングパラメタの指定も、構成ファイル、またはConnectionStringプロパティに指定します。
参照
接続先情報の指定方法の詳細は、“付録B ConnectionStringプロパティのキーワード”、およびMicrosoft社のMSDNライブラリを参照してください。