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Symfoware Server V10.0.0 セットアップガイド

E.2.1 RDBディレクトリファイルの見積り式

RDBディレクトリファイルの見積り式について以下に示します。

それぞれのファイルの見積り式について説明します。

除算結果の小数点以下は、整数に切り上げてください。

ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル

ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル = ((4 + 2.1 × B + 1.1 × S + 1.5 × D + P + X) / 256) × λ (メガバイト)

  B : RDBシステム内のデータベース数
  S : RDBシステム内のデータベーススペース数
  D : RDBシステム内のDSI数
  P : ページ管理域 
  X : XML検索パス情報域 (注1)
  λ: 安全率(1.3以上) (注2)

注1) XMLアダプタを利用する場合のみ見積もってください。

注2) 1.3を推奨しています。

ページ管理域 = ΣDSIのページ数 / 8704
スケーラブルディレクトリ運用を行う場合:

ページ管理域の計算結果が、システムロググループ内のDSI数未満の場合は、システムロググループ内のDSI数に切り上げてください。

スケーラブルディレクトリ運用を行わない場合:

ページ管理域の計算結果が、RDBシステム内のDSI数未満の場合は、RDBシステム内のDSI数に切り上げてください。

ΣDSIのページ数
スケーラブルディレクトリ運用を行う場合:

システムロググループ内のDSI単位にページ数を求め、それらを合計します。

スケーラブルディレクトリ運用を行わない場合:

RDBシステム内のDSI単位にページ数を求め、それらを合計します。

DSIのページ数 = DSIのスペース割付量 / DSIのページ長

DSIのスペース割付量およびDSIのページ長はキロバイト単位で指定してください。

データ要素数2のDSI(BTREE構造、XML構造およびRANDOM構造)の場合、データ要素ごとのページ数を求め、それらを合計します。

XML検索パス情報域 = (ΣXML構造DSI単位のXML検索パス数) / 80

RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル

RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル = 1メガバイト

ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル

ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル = ((((D1 + D2 × 2) / 40) + P) / 256) × λ(メガバイト)

  D1 : ユーザロググループ内のデータ要素数1のDSI数
        データ要素数1のDSIは、SEQUENTIAL構造およびOBJECT構造が
        該当します。
  D2 : ユーザロググループ内のデータ要素数2のDSI数
        データ要素数2のDSIは、BTREE構造、XML構造およびRANDOM構造
        が該当します。
  P  : ページ管理域
  λ : 安全率(1.3以上) (注)

注) 1.3を推奨しています。

ページ管理域 = ΣDSIのページ数 / 8704

ページ管理域の計算結果が、“D1 + D2 × 2”未満の場合は、“D1 + D2 × 2 ”をユーザロググループ内のDSI数に切り上げてください。

ΣDSIのページ数

ユーザロググループ内のDSI単位にページ数を求め、それらを合計します。

DSIのページ数 = DSIのスペース割り付け量 / DSIのページ長

DSIのスペース割り付け量およびDSIのページ長はキロバイト単位で指定してください。

データ要素数2のDSI(BTREE構造、XML構造およびRANDOM構造)の場合、データ要素ごとのページ数を求め、それらを合計します。