名前
rdbscldir -- ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの作成、削除、表示
形式(作成する場合)
rdbscldir -G -g ロググループ名 [ -d ファイルサイズ ] [ -e 拡張量 ] ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのパス名
形式(削除する場合)
rdbscldir -D -g ロググループ名
形式(表示する場合)
rdbscldir -V [ -g ロググループ名 ]
形式(再登録する場合)
rdbscldir -A -g ロググループ名 ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのパス名
機能説明
スケーラブルディレクトリ運用の場合、ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの作成、削除、表示を行います。
オプション
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを作成する場合に指定します。
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルにユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの情報を登録します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを削除する場合に指定します。
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルからユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの情報を削除します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
ロググループ用のRDBディレクトリファイルの情報を表示する場合に指定します。
すでに作成済みのユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを、ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルに再登録します。
本オプションは、ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル破壊時に、管理情報をリカバリするために使用します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを作成、削除または登録する場合は、ユーザロググループ名を指定します。
表示する場合は、“system”またはユーザロググループ名を指定します。
本オプションを省略した場合は、システムロググループおよびユーザロググループの情報が表示されます。
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの初期量を、メガバイト単位で指定します。
1以上4194303(4テラバイト-1メガバイト)以下の値を、単位の“M”を付加した形式で指定します。
省略した場合は、1Mを指定したとみなします。
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの拡張量を、メガバイト単位で指定します。
1以上1024以下の値を、単位の“M”を付加した形式で指定します。
省略した場合は、1Mを指定したとみなします。
作成するユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの絶対パス名またはローデバイス名を指定します。
フェイルオーバ運用を行う場合は、ローデバイスを指定してください。
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのパス名に指定できる長さは、255バイトまでです。
使用例
ユーザロググループ名“grp1”用のRDBディレクトリファイルを作成します。
rdbscldir -G -g grp1 -d 2M c:\grp1\DIR_FILE_G1
ユーザロググループ名“grp1”用のRDBディレクトリファイルを削除します。
rdbscldir -D -g grp1
ユーザロググループ名“grp1”用のRDBディレクトリファイルの情報を表示します。
rdbscldir -V -g grp1
ユーザロググループ名“grp1”用のRDBディレクトリファイルをユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルに再登録します。
rdbscldir -A -g grp1 c:\grp1\DIR_FILE_G1
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意
作成前に、RDB構成パラメタファイルの“RDBLOGGROUPMANAGE”に“SCLDIR_USE”を指定しておく必要があります。
作成前に、ユーザロググループが登録済みでなければなりません。
データベーススペース登録済みのユーザロググループに対して、ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの作成または削除をすることはできません。
システムロググループ名を指定した場合、ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルの情報が表示されます。
再登録する場合、ユーザロググループが登録済みでなければなりません。
再登録する場合、登録済みのユーザロググループ名を指定すると情報を上書き登録するので注意してください。
本コマンドは、“Administrators”グループに属するユーザのみ実行可能です。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合は、以下のいずれかの方法でコマンドを実行してください。
OSで用意されている管理者(OSのデフォルトはAdministrator)で、“コマンド プロンプト”から実行する。
OSで用意されている管理者以外の“Administrators”グループに属するユーザで、“管理者: コマンドプロンプト”から実行する。
“管理者: コマンドプロンプト”は、[コマンドプロンプト]を右クリックして表示されるメニューから[管理者として実行]を選択し、起動してください。
表示項目の見出しと意味
当ロググループを使用しているデータベーススペースの有無
Exist : あり
Not Exist : なし
当ロググループを使用しているデータベーススペース名
(-gオプションを指定した場合のみ表示)
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルまたはユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのパス名
登録済みロググループ名
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルまたはユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの割当てサイズ
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルまたはロググループ用のRDBディレクトリファイルの状態
normal : 使用可能状態
inhibit : アクセス禁止状態
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルまたはユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの使用率