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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.51 rdbscldir

名前

rdbscldir -- ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの作成、削除、表示

形式(作成する場合)

rdbscldir -G -g ロググループ名
         [ -d ファイルサイズ ]
         [ -e 拡張量 ]
         ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのパス名

形式(削除する場合)

rdbscldir -D -g ロググループ名

形式(表示する場合)

rdbscldir -V [ -g ロググループ名 ]

形式(再登録する場合)

rdbscldir -A -g ロググループ名
          ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのパス名

機能説明

スケーラブルディレクトリ運用の場合、ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの作成、削除、表示を行います。

オプション

-G

ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを作成する場合に指定します。
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルにユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの情報を登録します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。

-D

ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを削除する場合に指定します。
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルからユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの情報を削除します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。

-V

ロググループ用のRDBディレクトリファイルの情報を表示する場合に指定します。

-A

すでに作成済みのユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを、ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルに再登録します。
本オプションは、ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル破壊時に、管理情報をリカバリするために使用します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。

-g ロググループ名

ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを作成、削除または登録する場合は、ユーザロググループ名を指定します。
表示する場合は、“system”またはユーザロググループ名を指定します。
本オプションを省略した場合は、システムロググループおよびユーザロググループの情報が表示されます。

-d ファイルサイズ

ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの初期量を、メガバイト単位で指定します。
1以上4194303(4テラバイト-1メガバイト)以下の値を、単位の“M”を付加した形式で指定します。
省略した場合は、1Mを指定したとみなします。

-e 拡張量

ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの拡張量を、メガバイト単位で指定します。
1以上1024以下の値を、単位の“M”を付加した形式で指定します。
省略した場合は、1Mを指定したとみなします。

ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのパス名

作成するユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの絶対パス名またはローデバイス名を指定します。
フェイルオーバ運用を行う場合は、ローデバイスを指定してください。
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのパス名に指定できる長さは、255バイトまでです。

使用例

例1

ユーザロググループ名“grp1”用のRDBディレクトリファイルを作成します。

rdbscldir -G -g grp1 -d 2M c:\grp1\DIR_FILE_G1
例2

ユーザロググループ名“grp1”用のRDBディレクトリファイルを削除します。

rdbscldir -D -g grp1
例3

ユーザロググループ名“grp1”用のRDBディレクトリファイルの情報を表示します。

rdbscldir -V -g grp1
例4

ユーザロググループ名“grp1”用のRDBディレクトリファイルをユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルに再登録します。

rdbscldir -A -g grp1 c:\grp1\DIR_FILE_G1

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

注意

表示項目の見出しと意味

DBspace

当ロググループを使用しているデータベーススペースの有無
Exist : あり
Not Exist : なし

DBspace information

当ロググループを使用しているデータベーススペース名
(-gオプションを指定した場合のみ表示)

Directory file path

ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルまたはユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのパス名

LogGroup

登録済みロググループ名

Size

ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルまたはユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの割当てサイズ

Status

ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルまたはロググループ用のRDBディレクトリファイルの状態
normal : 使用可能状態
inhibit : アクセス禁止状態

Used rate

ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルまたはユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの使用率