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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.28 rdbinf

名前

rdbinf -- 運用情報の表示

形式

rdbinf {{-z}
        | {-i データベース名.DSI名}
        | {-p データベース名.データベーススペース名}}
       [ -a ]
       [ -t ]
       [ -x ]
       [ -u ]
       [ -xml path ]

形式(入力ファイル指定の場合)

rdbinf -f { ファイル名 | -}
      [ -a ]
      [ -t ]
      [ -x ]
      [ -u ]
      [ -xml path ]

形式(閉塞DSI一覧表示の場合)

rdbinf -l inh 
      [ -d データベース名 ]
      [ -a ]

機能説明

DSI、データベーススペースまたはRDBディクショナリに関する資源情報を表示します。
更新抑止情報およびアクセス禁止情報などの運用情報を表示します。

オプション

-z

RDBディクショナリの情報を表示する場合に指定します。

-i データベース名.DSI名

情報を表示するDSI名を指定します。

-p データベース名.データベーススペース名

情報を表示するデータベーススペース名を指定します。

-l inh

閉塞されたDSI一覧を表示する場合に指定します。

-d データベース名

指定したデータベースに対応する閉塞DSIを表示します。
本オプションを省略した場合、すべてのデータベースから閉塞されたDSI一覧を表示します。

-a

-zオプション、-iオプション、-pオプション、または、-fオプションが指定されている場合は、資源情報、更新抑止情報およびアクセス禁止情報が追加表示されます。
-lオプションが指定されている場合は、閉塞種別が追加表示されます。

-t

DSIの最終参照/更新日時が追加表示されます。
-zオプションと同時に指定することはできません。

-x

割付け対象ごとのDSIの使用サイズが追加表示されます。
本オプションは、DSI名を指定した場合に有効になります。

-u

データベーススペースからDSIに割り付けられた割付け対象ごとの使用サイズが追加表示されます。
本オプションは、DSI名を指定した場合に有効になります。

-xml path

XMLの検索パスに関する情報が追加表示されます。
XML構造のインデックスDSI名を指定した場合に有効になります。
本オプションは、XMLアダプタを使用している場合に指定できます。

-f {ファイル名| - }

情報を表示する資源名を記述したファイル名を絶対パス名で指定します。
ファイル名に指定できる長さは、OSで定義される最大バイト数までです。
“-”を指定すると、標準入力からの読込みとなります。
以下に、ファイル内の形式を説明します。

# コメント
データベース名.DSI名

先頭に“#”がある行は、コメント行として読みとばされます。
このとき“#”は必ず行の先頭に記述する必要があります。
ファイル内には空行を含むことができます。
各行の処理中に、指定形式の誤りなど、継続可能なエラーが検出された場合は、メッセージが表示され、次の行から処理が継続されます。
領域不足など、継続不可能なエラーが検出された場合には、その時点で処理が中止されます。
この場合、エラー検出までに行われた処理は有効となります。

データベース名.DSI名

情報を表示するDSI名を指定します。

使用例

例1

在庫表DSIの運用情報、資源情報、更新抑止情報、アクセス禁止情報、DSIの最終参照/更新日時、使用ページサイズを表示します。

rdbinf -i 在庫管理DB.在庫表DSI -a -t -x
例2

ファイル指定により複数の運用情報を表示します。

rdbinf -f c:\rdb\inf.txt -a
ファイル(inf.txt)の例
在庫管理DB.在庫表DSI
在庫管理DB.関西発注表DSI

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

注意

標準入力からの読込みを指定した場合は、EOF(End Of File:ファイルの終端)となるまで読込みが続けられます。
標準入力が端末となっている場合に入力を終了するためには、一般的に行頭でEOF文字を入力する必要があります。
通常の設定であればEOF文字はCTRLキー+ Zを同時に押すことによって入力することができます。

表示項目の見出しと意味

-zオプションを指定した場合

Cause

運用情報の設定原因

(-aオプションを指定した場合のみ表示)

HER : ハードウェア障害
SOF : ソフトウェア障害
CRV : ダウンリカバリの異常
MRV : メディアリカバリの異常
TIH : ロールバックの異常
CMD : RDBコマンドの実行
XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
--- : 運用情報なし

Cond

データベーススペースの使用状況
ACT : 使用中
NON : 未使用

DBspace

データベーススペース名

Directory

RDBディレクトリファイル名

Free

データベーススペースの未使用率(%)

Size

データベーススペースの大きさ(単位はバイト)

State

データベーススペースに設定されている運用情報(運用情報の種類/運用情報の設定対象)
(-aオプションを指定した場合のみ表示)

運用情報の種類
INH : アクセス禁止
NUP : 更新抑止
NRC : リカバリなし
NRW : 参照更新抑止
--- : 運用情報なし

運用情報の設定対象
DSI : DSIに対して設定されている
DBS : データベーススペース全体に対して設定されている
PAT : DSIとデータベーススペースの交点に対して設定されている
PAG : ページに対して設定されている
--- : 運用情報なし

Used

データベーススペースの使用率(%)

-iオプションを指定した場合

Cause

運用情報の設定原因

(-aオプションを指定した場合のみ表示)

HER : ハードウェア障害
SOF : ソフトウェア障害
DER : データの異常
CRV : ダウンリカバリの異常
MRV : メディアリカバリの異常
TIH : ロールバックの異常
DIR : RDBディレクトリファイルの異常
ALD : rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
CMD : RDBコマンドの実行
FMT : フォーマット処理中
XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
--- : 運用情報なし

Cond

- DSIの使用状況
- データベーススペースの使用状況
ACT : 使用中
NON : 未使用

Database

データベース名

Directory

RDBディレクトリファイル名

DSI

DSI名

Free

割付け対象ごとのDSIの未使用率(%)

Name

DSIが割り付けられたデータベーススペース名

Refer

DSIの最終参照日時
(-tオプションを指定した場合のみ表示)

Size

- 割付け対象ごとのDSIの大きさ(単位はバイト)
- データベーススペースからDSIに割り付けられた割付け対象ごとの大きさ(単位はバイト)

State

- DSIに設定されている運用情報(運用情報の種類/運用情報の設定対象)
(-aオプションを指定した場合のみ表示)

運用情報の種類
INA : 非活性状態
INH : アクセス禁止
NUP : 更新抑止
NRC : リカバリなし
NRW : 参照更新抑止
--- : 運用情報なし

運用情報の設定対象
DSI : DSIに対して設定されている
PAT : DSIとデータベーススペースの交点に対して設定されている
PAG : ページに対して設定されている
--- : 運用情報なし

- データベーススペースに設定されている運用情報(運用情報の種類/運用情報の設定対象)
(-aオプションを指定した場合のみ表示)

運用情報の種類
INH : アクセス禁止
NUP : 更新抑止
NRC : リカバリなし
NRW : 参照更新抑止
--- : 運用情報なし

運用情報の設定対象 DBS : データベーススペース全体に対して設定されている
--- : 運用情報なし

TYPE

DSIの割付け対象の種別

Update

DSIの最終更新日時
(-tオプションを指定した場合のみ表示)

Used

割付け対象ごとのDSIの使用率(%)
(現在までに使用されたことがあるページの割合です。DSIの割り付けページに対してデータが格納されているページの割合はrdbudsiコマンドを使用してください。)

UsedSize

- 割付け対象ごとのDSIの使用サイズ(単位はバイト)
(-xオプションを指定した場合のみ表示)
- データベーススペースからDSIに割り付けられた割付け対象ごとの使用サイズ(単位はバイト)
(-uオプションを指定した場合のみ表示)

-pオプションを指定した場合

Cause

運用情報の設定原因
(-aオプションを指定した場合のみ表示)

HER : ハードウェア障害
SOF : ソフトウェア障害
DER : データの異常
CRV : ダウンリカバリの異常
MRV : メディアリカバリの異常
TIH : ロールバックの異常
DIR : RDBディレクトリファイルの異常
ALD : rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
CMD : RDBコマンドの実行
FMT : フォーマット処理中
XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
--- : 運用情報なし

Cond
  • データベーススペースの使用状況

  • DSIの使用状況

    ACT : 使用中
    NON : 未使用

Database

データベース名

DBspace

データベーススペース名

Directory

RDBディレクトリファイル名

DSI

データベーススペースが割り付けられたDSI名

Free

データベーススペースの未使用率(%)

Refer

DSIの最終参照日時
(-tオプションを指定した場合のみ表示)

Size

- データベーススペースの大きさ(単位はバイト)
- データベーススペースからDSIに割り付けられた割付け対象ごとの大きさ(単位はバイト)

State

- データベーススペースに設定されている運用情報(運用情報の種類/運用情報の設定対象)
(-aオプションを指定した場合のみ表示)

運用情報の種類
INH : アクセス禁止
NUP : 更新抑止
NRC : リカバリなし
NRW : 参照更新抑止
--- : 運用情報なし

運用情報の設定対象
DBS : データベーススペース全体に対して設定されている
--- : 運用情報なし

- DSIに設定されている運用情報(運用情報の種類/運用情報の設定対象)
(-aオプションを指定した場合のみ表示)

運用情報の種類
INH : アクセス禁止
NUP : 更新抑止
NRC : リカバリなし
NRW : 参照更新抑止
--- : 運用情報なし

運用情報の設定対象 DSI : DSIに対して設定されている
PAT : DSIとデータベーススペースの交点に対して設定されている
PAG : ページに対して設定されている
--- : 運用情報なし

TYPE

DSIの割付け対象の種別

Update

DSIの最終更新日時
(-tオプションを指定した場合のみ表示)

Used

データベーススペースの使用率(%)

-xmlオプションを指定した場合

XML Path Information
Cond

検索パスの状態
CREATED : 創成済
NONE : 未創成

Group

検索パスが定義されているXMLグループ名

No

検索パスの番号

Path

検索パス名

-lオプションを指定した場合

データベース名
DSI名
閉塞種別(-aオプションを指定した場合のみ表示)

閉塞種別の種類
HER : ハードウェア障害
SOF : ソフトウェア障害
DER : データの異常
CRV : ダウンリカバリの異常
MRV : メディアリカバリの異常
TIH : ロールバックの異常
DIR : RDBディレクトリファイルの異常
ALD : rdbsaloaderコマンドでの追記処理の異常
CMD : RDBコマンドの実行
XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞