名前
rdbdrbf -- 共用バッファの閉鎖
形式
rdbdrbf [ -a ] 共用バッファ識別子 [ ページ長 [ ページ長]...]
形式(ファイル指定の場合)
rdbdrbf -f { ファイル名 | - }
機能説明
共用バッファ内の指定されたページ長の共用バッファを閉鎖します。
オプション
指定した共用バッファ識別子内のすべてのページ長の共用バッファが閉鎖されます。
閉鎖の対象とする共用バッファの識別子を指定します。
複数の共用バッファを処理する場合は、-fオプションによるファイル指定をお勧めします。
各共用バッファを1つずつ指定して本コマンドを複数回実行するよりも、それらの共用バッファを記述したファイルを-fオプションに指定して本コマンドを1回実行した方が、高速に処理されます。
閉鎖の対象とする共用バッファ内のページのページ長を指定します。
指定したページ長以外のページ長を持つバッファは閉鎖されません。
閉鎖の対象とするページ長は、複数指定が可能です。
閉鎖の対象とするページ長の指定は、-aオプションを指定した場合は、指定できません。
複数の共用バッファの閉鎖情報を記述したファイル名を絶対パス名で指定します。
ファイル名に指定できる長さは、OSで定義される最大バイト数までです。
“-”を指定すると、標準入力からの読込みとなります。
以下に、共用バッファの閉鎖を定義するファイル内の形式を説明します。
# コメント
共用バッファ識別子 ページ長
先頭に“#”がある行は、コメント行として読みとばされます。
このとき“#”は必ず行の先頭に記述する必要があります。
ファイル内には空行を含むことができます。
各行の処理中に、指定形式の誤りや存在しない共用バッファ識別子を指定しているなど、継続可能なエラーが検出された場合は、メッセージが表示され、次の行から処理が継続されます。
領域不足など、継続不可能なエラーが検出された場合は、その時点で処理が中止されます。
この場合、エラー検出までに行われた処理は有効となります。
閉鎖の対象とする共用バッファの識別子を指定します。
閉鎖の対象とする共用バッファ内のページのページ長を指定します。
指定したページ長以外のページ長を持つバッファは、閉鎖されません。
使用例
共用バッファ識別子POOL1を閉鎖します。
rdbdrbf POOL1 8K
ファイル指定により複数の共用バッファを一括して閉鎖します。
rdbdrbf -f c:\rdb\drbf.txt
POOL1 8K POOL2 16K POOL3 2K
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意
rdbcrbfコマンドで使用した共用バッファの開設定義を記述したファイルを流用することが可能です。この場合、ページ数以降の記述はコメントとして扱われます。
標準入力からの読込みを指定した場合は、EOF(End Of File:ファイルの終端)となるまで読込みが続けられます。標準入力が端末となっている場合に入力を終了するためには、一般的に行頭でEOF文字を入力する必要があります。通常の設定であればEOF文字はCTRLキー+ Zを同時に押すことによって入力することができます。