名前
rdbdvinf -- 退避データの情報出力
形式
rdbdvinf -r デバイス名 [ -h ] [ -a ]
機能説明
rdbdmpコマンド、rdbdmpdicコマンドおよびrdblogコマンドでバックアップした退避データの情報を出力します。
オプション
退避データの情報を出力する磁気テープ装置名(tape0)または一般ファイルへの絶対パス名を指定します。一般ファイル名に指定できる長さは、131バイトまでです。
先頭の退避データの情報のみを出力する場合に指定します。
本オプションを省略した場合は、外部媒体にバックアップしたすべての退避データの情報を出力します。
退避データの詳細情報を出力する場合に指定します。
本オプションを省略した場合は、退避データの概略だけを出力します。
使用例
ファイルにバックアップした、退避データの詳細情報を出力します。
rdbdvinf -r E:\BACKUP\DB\STOCK -a
磁気テープにバックアップした、すべての退避データの詳細情報を出力します。
rdbdvinf -r tape0 -a
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意
本コマンド実行時には、テープを巻き戻しておく必要があります。
SymfoWARE Server V1.0 以前にrdbdmpコマンドにより取得した退避データで、複数の媒体にまたがって取得された2本目以降の退避データは、指定することができません。
表示項目の見出しと意味
◆rdbdmpコマンドでバックアップしたデータの情報を表示した場合
退避先デバイス名
退避先デバイス内の退避先名
退避先デバイス内の退避データ番号
-aオプションを指定した場合は、以下の見出しが表示されます。
バックアップを実行したコマンド名(rdbdmp)
バックアップを実行した年月日
バックアップした資源の分割番号(分割番号:EOD)
続きの退避データがある場合 : 分割番号だけが表示されます
最後の退避データの場合 : “分割番号:EOD”の形式で表示されます
バックアップした資源名(データベース名.DSI名)
バックアップした資源の種類(DSIまたはDBS)
DSI形式の場合 : “DSI”が表示されます
エクステント形式の場合 : “DBS”が表示されます
バックアップを実行した時刻
バックアップを実行したユーザID
◆rdbdmpdicコマンドでバックアップしたデータの情報を表示した場合
退避先デバイス名
退避先デバイス内の退避先名
退避先デバイス内の退避データ番号
-aオプションを指定した場合は、以下の見出しが表示されます。
バックアップを実行したコマンド名(rdbdmpdic)
バックアップを実行した年月日
バックアップした資源の分割番号(分割番号:EOD)
続きの媒体がある場合 : 分割番号だけが表示されます
最後の媒体の場合 : “分割番号:EOD”の形式で表示されます
バックアップした資源の種類(DIC)
バックアップを実行した時刻
バックアップを実行したユーザID
◆rdblogコマンドでバックアップしたデータの情報を表示した場合
退避先デバイス名
退避先デバイス内の退避先名
退避先デバイス内の退避データ番号
-aオプションを指定した場合は、以下の見出しが表示されます。
アーカイブログ通番
バックアップを実行したコマンド名(rdblog)
バックアップを実行した年月日
バックアップした資源の分割番号(分割番号:EOD)
続きの媒体がある場合 : 分割番号だけが表示されます
最後の媒体の場合 : “分割番号:EOD”の形式で表示されます
バックアップした資源の種類(ARC)
アーカイブログファイルが属するロググループ名
(スケーラブルログ運用を行っている場合のみ表示されます。システムロググループの場合は“system”が表示されます)
バックアップを実行した時刻
アーカイブログファイル容量
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
バックアップを実行したユーザID
アーカイブログ使用量
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト