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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.17 rdbdmpdic

名前

rdbdmpdic -- RDBディクショナリのデータを外部ファイルにバックアップ

形式

rdbdmpdic -f 退避先名@デバイス名 [ {; デバイス名} ...]
         [ -e ]
         [ -N ]
         [ -y ]

機能説明

RDBディクショナリのデータを外部ファイルにバックアップします。

オプション

-f 退避先名@デバイス名[{;デバイス名} ...]

退避先名には、データのバックアップ先となるファイル名またはデータのバックアップに使用するパイプ名を指定します。
退避先名の後を、“@”で区切り、バックアップ先のデバイス名を指定します。
退避先名にデータのバックアップ先となるファイル名を指定した場合、デバイス名には、ファイルのディレクトリへの絶対パス名を指定します。
デバイス名を“;”で区切ることにより複数指定できますが、複数記述の際には空白をはさむことはできません。
退避先名にデータのバックアップに使用するパイプ名を指定した場合、デバイス名には、“\\.\pipe”を指定します。
退避先名に指定できる長さは、120バイトまでです。
デバイス名に指定できる長さは、120バイトまでです。

-e

指定したバックアップ先がすでに存在していた場合に、利用者に既存である旨を通知して判断の入力要求を行います。
この入力要求に“y”と答えた場合は、バックアップ先が初期化された後にデータの書込みが行われます。
“n”と答えた場合、本コマンドは何も行わずに終了します。
本オプションを省略した場合で、指定したバックアップ先がすでに存在していた場合には、既存である旨を通知して、本コマンドを終了します。

-N

アーカイブログ運用を行っていない場合、またはrdbaldicコマンドの異常終了に備えてバックアップする場合に指定します。
RDBディクショナリに更新抑止の利用規定を設定していない場合は、本コマンドはエラーとなります。
更新抑止の利用規定の設定はrdbrtrコマンドにより行います。

-y

デバイス名に磁気テープ装置を指定し、かつ、本オプションを指定した場合、入力要求メッセージを出力しないで、セットされている磁気テープを処理対象として処理を行います。
磁気テープがセットされていない場合は、処理を行わずにコマンドを終了します。
退避データが複数の磁気テープにまたがる場合は、2本目以降の磁気テープがセットされているかの確認が行われます。
デバイス名にファイルへの絶対パス名を指定し、かつ、-eオプションを指定していない場合、本オプションは無視されます。
-eオプションを指定し、かつ、本オプションを指定した場合、書込みの確認要求は行わず、無条件に退避ファイルを作成します。

使用例

RDBディクショナリのデータをc:\rdb\save、退避先名dicbackにバックアップします。

rdbdmpdic -f dicback@c:\rdb\save -e -y

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

注意