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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.2 rdbaldic

名前

rdbaldic -- RDBディクショナリの追加割当ておよび容量拡張

形式(RDBディクショナリの追加割当て)

rdbaldic -a 追加割付け量

形式(RDBディクショナリの容量拡張)

rdbaldic [ -a 追加割付け量 ]
         -e {  -f ファイル名 -c スペース量 | -r ローデバイス名 }

機能説明

RDBディクショナリの容量不足の可能性がある場合、このコマンドを用いてRDBディクショナリの追加割当てまたは容量拡張を行います。

オプション

-eオプションを指定しなかった場合は、RDBディクショナリの追加割当てを行います。
-eオプションを指定した場合は、RDBディクショナリを新規に割り付けたファイルまたはローデバイスに変更し、拡張します。

-a 追加割付け量

指定されたサイズの領域を、システム表の拡張スペースとして使用します。
追加割付け量は、0以上2097151以下の値を、単位の“M”を付加した形式で、メガバイト単位で指定します。
追加割付け量は、RDBディクショナリ内の未割付け量以下であることが必要です。
-eオプションを指定した場合は、本オプションは省略可能であり、本オプションが省略された場合は、追加割付け量が0とみなされます。

-e

データベーススペースの拡張処理を行います。

-f ファイル名

RDBディクショナリの拡張先のファイル名を絶対パス名で指定します。
ファイル名に指定できる長さは、255バイトまでです。
拡張先にはNTFSフォーマットの媒体のみ指定できます。

-c スペース量

-fオプションが指定された場合、拡張先のスペース量をメガバイト単位で指定します。
スペース量は、拡張前のRDBディクショナリスペース量と追加割付け量を足した値よりも大きく2097151以下の値を、単位の“M”を付加した形式で指定します。
拡張前のRDBディクショナリスペース量は、rdbprdicコマンドを実行して、結果Size(RDBディクショナリ全体サイズ)で確認することができます。

-r ローデバイス名

RDBディクショナリの拡張先の媒体を指定します。
拡張先のローデバイスのサイズは、拡張前のローデバイスのサイズと追加割付け量を足した値よりも大きくなければなりません。

使用例

例1

RDBディクショナリの追加割当てを行います。

rdbaldic -a 20M
例2

RDBディクショナリを新しいファイルに変更し、容量拡張を行います。

rdbaldic -a 20M -e -f c:\sfwd\rdb\usr\dic\dictionary_ext -c 50M

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

注意