サーバパッケージのインストールシェルを起動したあとは、以下の対話処理を行ってください。
対話処理中にインストールを中止したい場合は“q”を入力して[Enter]キーを押してください。
インストール実行中に[Ctrl]+[C]などのキー入力により、インストールを強制終了させないでください。
インストールを強制終了させた場合、インストール途中のパッケージが不完全な状態でインストールされる場合があります。
この場合、不完全な状態でインストールされたパッケージをアンインストールし、再度インストールできなかったパッケージをインストールしてください。
インストールする機能の番号を“,”で区切って入力してください(例:1,2 <RETURN>)。
すべての機能をインストールする場合は、“all”を入力して[Enter]キーを押してください。省略値を採用する場合は、そのまま[Enter]キーを押してください。
なお、すでに機能を構成するパッケージがインストールされている場合、機能名の横に“*”が表示されます。
Functions: 1 バッチ実行基盤 (COBOL/C) 2 バッチ実行基盤 (Java) インストールする機能を選択してください。複数選択する場合、","で区切って指定してください。 (省略: all) [?,??,all,q]: |
バッチ実行基盤(COBOL/C)とバッチ実行基盤(Java)の両方を選択してインストールする場合、バッチ実行基盤(Java)の実行環境には、Interstageが使用されます。Interstage以外の実行環境は使用できません。
RHEL5(Intel64)では、バッチ実行基盤(Java)の実行環境にはInterstageが使用されます。Interstage以外の実行環境は使用できません。
本製品とInterstage Business Application Serverを同一筐体にインストールする場合、バッチ実行基盤(Java)の実行環境には、Interstageが使用されます。Interstage以外の実行環境は使用できません。
本製品とInterstage Service Integratorを同一筐体にインストールする場合、バッチ実行基盤(Java)の実行環境には、Interstageを使用してください。Interstage以外の実行環境を選択してインストールした場合は、同一筐体にInterstage Service Integratorをインストールできません。
以降、選択した機能に応じて、インストールするための問い合わせが表示されます。
以下に示すすべての問い合わせが、説明する順序で表示されるわけではありません。
バッチ実行基盤(Java)の実行環境に関する設定
バッチ実行基盤(Java)の実行環境に関する設定を行います。
バッチ実行基盤(Java)の実行環境に関する設定のメッセージは、オペレーティングシステムがRHEL5(Intel64)以外の場合で、かつインストールする機能の選択で“バッチ実行基盤(Java)”のみを選択した場合にのみ表示されます。
使用するバッチ実行基盤(Java)の実行環境を選択してください。省略値を採用する場合は、そのまま[Enter]キーを押してください。
使用するバッチ実行基盤(Java)の実行環境を選択してください。 (省略: 1) (1: Interstage, 2: Interstage以外) [1,2,q]: |
システムのグループ名の設定
システムのグループ名を設定します。
インストール前に作成したInterstage運用グループを指定してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。
Interstage運用コマンドを操作するシステムのグループ名を入力してください。 (省略: ismnggrp) [?,q]: |
“3.1.3 Interstage運用グループの作成”で事前に作成した存在するグループ名を指定してください。
グループ名に数値を指定した場合、グループ名として有効であるかチェックはされませんので、あらかじめグループ名として有効であることを確認してください。なお、グループ名として有効でない数値を指定した場合、インストールや運用に失敗する場合があります。
Interstage運用グループに関する上記のメッセージは、インストールする機能の選択で“バッチ実行基盤(COBOL/C)”を選択した場合、またはバッチ実行基盤(Java)の実行環境の選択で“Interstage”を選択した場合にのみ表示されます。
すでにInterstage Business Application Serverがインストールされている環境に本ソフトウェアをインストールする場合、この問い合わせは表示されません。その場合、Interstage運用グループ名としてInterstage Business Application Serverで設定されているInterstage運用グループ名が採用されます。
インストール前に作成したバッチシステム利用グループを指定してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。
バッチシステムを利用するシステムのグループ名を指定してください。 (省略: ibsbtgrp) [?,q]: |
“3.1.4 バッチシステム利用グループの作成”で事前に作成した存在するグループ名を指定してください。
グループに“root”は指定できません。
グループ名に数値を指定した場合、グループ名として有効であるかチェックはされませんので、あらかじめグループ名として有効であることを確認してください。なお、グループ名として有効でない数値を指定した場合、インストールや運用に失敗する場合があります。
バッチシステム利用グループに関する上記のメッセージは、インストールする機能の選択で“バッチ実行基盤(COBOL/C)”を選択した場合にのみ表示されます。
バッチジョブ定義データベースに関する設定
バッチジョブ定義データベースに関する設定を行います。
バッチジョブ定義データベースに関する設定のメッセージは、インストールする機能の選択で“バッチ実行基盤(COBOL/C)”を選択した場合にのみ表示されます。
バッチジョブ定義データベースに関する設定を行います。
バッチジョブ定義データベースとして、バッチジョブ定義格納ディレクトリを使用するか選択してください。省略値を採用する場合は、そのまま[Enter]キーを押してください。
バッチジョブ定義データベースとしてバッチジョブ定義格納ディレクトリを使用するか選択してください。 (省略: y) [y,n,q]: |
V9.0互換機能に関する設定を行います。
バッチジョブ定義データベースとして、バッチジョブ定義格納ディレクトリを使用するかで“n”を選択した場合、以降、V9.0互換機能に関する設定を行います。
以下のメッセージが表示された場合、V9.0互換機能が動作するのに必要な Symfoware Server のパッケージがインストールされていません。インストール状態を確認の上、表示されたパッケージをインストールしてください。
すでにSymfoware Server Enterprise Edition、または Symfoware Server Enterprise Extended Editionの一部がインストールされている場合
以下のパッケージがインストールされていません。Symfoware Server のインストール状態を確認してください。 FJSVsymjd |
上記は“FJSVsymjd”パッケージがインストールされていなかった場合の表示例です。
すでにSymfoware Server Clientパッケージがインストールされている場合
Symfoware Server Clientパッケージがインストールされている環境にInterstage Job Workload Serverをインストールすることはできません。 |
バッチジョブ定義データベースの格納文字コード系を選択してください。文字コードの選択肢は選択可能な文字コード系だけ表示されます。ここではそのまま[Enter]キーを押して省略値を選択してください。
バッチジョブ定義データベースの格納文字コード系を選択してください。(1:UTF-8 2:EUC_S90 3:SJIS) (省略 1) [1,2,3,q]: |
OSのデフォルトロケールの設定により、文字コードの選択肢“EUC_S90”、“SJIS”および“UTF-8”の表示順序および省略値は変わります。
すでに Symfoware Server製品がインストールされている場合、上記メッセージは表示されません。
バッチジョブ定義データベースの格納文字コード系は、システムロケールと同じ文字コード系を選択してください。システムロケールと異なる文字コード系を選択した場合は、バッチジョブ定義データベースにアクセスできない場合があります。
クラスタ製品(PRIMECLUSTER)がインストールされている場合だけ、以下の問い合わせを行います。クラスタ製品がインストールされていない場合は無条件に非クラスタ運用が選択されたとみなします。
バッチジョブ定義データベースのクラスタ運用種別を選択してください。(1:非クラスタ運用 2: フェイルオーバ運用) (省略:1) [1,2,q]: |
CORBAサービス/Interstage/JDKに関する設定
CORBAサービス、InterstageおよびJDKに関する設定を行います。
CORBAサービス、InterstageおよびJDKに関する設定のメッセージは、インストールする機能の選択で“バッチ実行基盤(COBOL/C)”を選択した場合、またはバッチ実行基盤(Java)の実行環境の選択で“Interstage”を選択した場合にのみ表示されます。
CORBAサービスのポート番号を入力してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。
CORBAサービスのポート番号を指定してください。(省略: 8002) [?,q]: |
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium)では、/etc/servicesに設定したポート番号が“odserver”以外で使用されている場合、該当のポート番号は使用できませんので、別のポート番号を指定してください。また、すでに使用されているポート番号は、設定しないようにしてください。
RHEL5(Intel64)または、RHEL5(IPF)では、/etc/servicesに設定したポート番号が“odserver”以外で使用されている場合、以下の上書き確認の問い合わせが表示されます。/etc/servicesに設定されているポート番号の情報を上書きして問題ないか確認してください。
/etc/servicesの設定を上書きしますか? [y,n,q]: |
CORBAサービスのポート番号は、サーバ内およびサーバ外で動作するプロセス間との通信ポートです。省略値をそのまま使用すると、ポートを攻撃されてシステムダウンなどの弊害を受ける危険性が高くなりますので、省略値は使用しないでください。
Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。
Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定してください。(省略: 80) [?,q]: |
Interstage管理コンソールのポート番号を指定してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。
Interstage管理コンソールのポート番号を指定してください。(省略: 12000) [?,q]: |
Interstage管理コンソールにおけるSSL暗号化通信の使用について入力してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。
Interstage管理コンソールでSSL暗号化通信を使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]: |
Interstage管理コンソールに表示するメッセージに対するマニュアルをインストールするか選択してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。
Interstage管理コンソールでメッセージマニュアルを使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]: |
インストールするJDKに関する設定を行います。
JDK6をインストールするか指定してください。インストールしない場合はそのまま[Enter]キーを押してください。
JDK 6をインストールするか選択してください。(省略: n) [y,n,q]: |
本製品をRHEL5(Intel64)以外にインストールする場合、この選択肢は表示されません。
JDK1.4をインストールするか指定してください。インストールしない場合はそのまま[Enter]キーを押してください。
JDK 1.4をインストールするか選択してください。(省略: n) [y,n,q]: |
本製品をRHEL5(Intel64)または、RHEL5(IPF)にインストールする場合、この選択肢は表示されません。
JDK5.0は、本製品をインストールすると必ずインストールされます。
インストール情報が以下のように表示されます。内容を確認し、表示された情報でインストールを開始する場合は、“y”を入力して [Enter]キーを押してください。中止する場合は、“q”を入力して[Enter]キーを押してください。
インストール情報: インストールパッケージ: FJSVtd FJSVisas FJSVextp FJSVod FJSVjdk5 FJSVsclr FJSVsmee FJSVjs2su FJSVisscs FJSVes FJSVihs FJSVisjmx FJSVejb FJSVjms FJSVj2ee FJSVjs5 FJSVisgui FJSVwebc FJSVapcef FJSVapclg FJSVibsap FJSVibscm FJSVxmlpc FJSVibsbc FJSVibsba FJSVibsbd FJSVibsbx FJSVibsjb FJSVijob バッチ実行基盤: バッチ実行基盤(COBOL/C, Java) バッチ実行基盤(Java)の実行環境: Interstage バッチジョブ定義データベース: バッチジョブ定義格納ディレクトリを使用する CORBAサービスのポート番号: 8002 Interstage管理コンソールのポート番号: 12000 Interstage管理コンソールのSSL使用有無: 使用する Interstage管理コンソールのメッセージマニュアル有無: インストールする JDK (バージョン): JDK (5.0) Web server(Interstage HTTP Server)のホスト名: host Web server(Interstage HTTP Server)のポート番号: 80 Interstage運用グループ名: ismnggrp バッチシステム利用グループ名: ibsbtgrp インストールを開始しますか? [y,q]: |
上記例では、1行を途中で折り返すようにしている箇所があります。
インストールパッケージとして“ULOG”と表示された場合は、バッチジョブ定義データベースのV9.0互換機能で必要なパッケージが自動でインストールされます。
途中CD-ROMの入れ替えを要求されますので、入れ替えてください。なお、CD-ROMを入れ替えたのにも関わらず、再度CD-ROMを要求するメッセージが表示される場合、以下の原因が考えられます。
CD-ROMが適切にマウントされていない。
CD-ROMのパスを変更している(CD-ROMのパスは、インストール中に変更できません)。
誤ったCD-ROMが挿入されている。(異なるバージョン、プラットフォーム、エディション用のインストーラCD-ROMや誤ったディスク番号のインストーラCD-ROMが挿入されている場合も同じ動作となります。)
自動マウントデーモン(autofs)によるCD-ROMの自動マウントを行ったままインストールしている。
インストールが正常に終了した場合に出力される、メッセージの出力例を以下に示します。
"Interstage Job Workload Server"の自動セットアップを開始します。 Webサーバを作成します。[FJapache] UX:IHS: INFO: ihs01000: The command terminated normally. UX:isautosetup: 情報: is30199:コマンドが正常に終了しました UX:extp: 情報: EXTP0901: 業務システムの作成が完了しました: SYSTEM=td001 "Interstage Job Workload Server"の自動セットアップが終了しました。 FSP_INTS-BAS_AP: 情報: 20402: アプリケーション連携実行基盤のセキュリティモードを強化 セキュリティモードに設定しました。GROUP=ismnggrp FSP_INTS-JOB_BTFW: INFO: 03500: Completed to change security mode. "Interstage Job Workload Server"のインストールが終了しました。 |