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Interstage Job Workload Server V9.2.0 インストールガイド

2.3 他の富士通製製品導入に関する注意事項

FJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージは、Interstage以外の富士通製製品に同梱されている場合があります。その場合のインストール時の注意事項について説明します。

FSUNssllパッケージはSolaris版のInterstage Job Workload Serverのみ対処が必要です。Linux版のInterstage Job Workload Serverには存在しませんので対処は不要です。


オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)の場合、FJSVsmeeはFJSVsmee64、FJSVsclrはFJSVsclr64に読み替えてください。

FJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージの確認方法

本バージョンのバッチ実行基盤が同梱しているFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllのバージョンは以下のとおりです。

FJSVsmee 4.0.6
FJSVsclr 2.0.4
FSUNssll 4.2.21

オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)の場合

FJSVsmee64 4.0.6
FJSVsclr64 2.0.5

オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)以外の場合

FJSVsmee 4.0.5
FJSVsclr 2.0.4

インストール済みのFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージの確認

FJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージがインストールされているかを確認します。また、インストールされている場合には、そのバージョンレベルを確認します。
それぞれ、以下の方法で確認します。

# pkginfo -l FJSVsmee | grep VERSION
# pkginfo -l FJSVsclr | grep VERSION
# pkginfo -l FSUNssll | grep VERSION

オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)の場合

# rpm -q -i FJSVsmee64 | grep Version
# rpm -q -i FJSVsclr64 | grep Version

オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)以外の場合

# rpm -q -i FJSVsmee | grep Version
# rpm -q -i FJSVsclr | grep Version

インストールされている場合にはバージョン情報が表示されます。何も表示されなかった場合にはインストールされていないため、特に注意は不要です。通常どおりインストールしてください。

インストールする富士通製品に含まれているパッケージの確認

インストールしようとしている富士通製品に含まれているパッケージのバージョンは、以下の手順で確認できます。

# pkginfo -l -d パッケージの格納されたパス名  パッケージ名 | egrep -e 'PKGINST|VERSION'

実行結果は以下のように表示されます。パッケージ名とバージョン情報(下線部)を参照して確認してください。

# pkginfo -l -d /cdrom/cdrom0 FJSVsmee | egrep -e 'PKGINST|VERSION'
   PKGINST:  FJSVsmee
   VERSION:  4.0.6
# pkginfo -l -d /cdrom/cdrom0 FJSVsclr | egrep -e 'PKGINST|VERSION'
   PKGINST:  FJSVsclr
   VERSION:  2.0.4
# pkginfo -l -d /cdrom/cdrom0 FSUNssll | egrep -e 'PKGINST|VERSION'
   PKGINST:  FSUNssll
   VERSION:  4.2.21

# rpm -q -i -p パッケージファイル名 | grep -E 'Version|Name'

  実行結果は以下のように表示されます。パッケージ名とバージョン情報(下線部)を参照して確認してください。

オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)の場合

# rpm -q -i -p FJSVsmee64.rpm | grep -E 'Version|Name'
Name        : FJSVsmee64                     Relocations: /opt
Version     : 4.0.6                             Vendor: FUJITSU LIMITED
# rpm -q -i -p FJSVsclr64.rpm | grep -E 'Version|Name'
Name        : FJSVsclr64                     Relocations: /opt /etc/opt
Version     : 2.0.5                             Vendor: FUJITSU LIMITED

オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)以外の場合

# rpm -q -i -p FJSVsmee.rpm | grep -E 'Version|Name'
Name        : FJSVsmee                     Relocations: /opt
Version     : 4.0.5                             Vendor: FUJITSU LIMITED
# rpm -q -i -p FJSVsclr.rpm | grep -E 'Version|Name'
Name        : FJSVsclr                     Relocations: /opt /etc/opt
Version     : 2.0.4                             Vendor: FUJITSU LIMITED

バッチ実行基盤がインストールされているマシンに、FJSVsmeeやFJSVsclrやFSUNssllを同梱している他の製品をインストールする場合

他の製品が同梱しているFJSVsmeeパッケージが古いか同じである場合、FJSVsmeeパッケージはバッチ実行基盤がインストールしたパッケージをそのまま使用してください。
他の製品が同梱しているFJSVsclrパッケージが古いか同じである場合、FJSVsclrパッケージはバッチ実行基盤がインストールしたパッケージをそのまま使用してください。
他の製品が同梱しているFSUNssllパッケージが古いか同じである場合、FSUNssllパッケージはバッチ実行基盤がインストールしたパッケージをそのまま使用してください。

他の製品が同梱しているFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージのほうが新しい場合、以下の手順で他の製品をインストールします。

  1. Interstageが動作している場合には、Interstageを停止します。

    # isstop -f

    また、Interstage以外の製品でも使用されている場合がありますので、すべての富士通製製品を停止してください。停止方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

  2. 古いパッケージをアンインストールします。
    インストールされているパッケージが古い場合、それぞれ、以下を実行します。

    # pkgrm FJSVsmee
    # pkgrm FJSVsclr
    # pkgrm FSUNssll

    オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)の場合

    # rpm -e FJSVsmee64
    # rpm -e FJSVsclr64

    オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)以外の場合

    # rpm -e FJSVsmee
    # rpm -e FJSVsclr
  3. 他の製品をインストールします。インストール方法については、各製品のマニュアルを参照してください。

  4. Interstageを起動します。

    # isstart

他の製品によってFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllがインストールされているマシンにバッチ実行基盤をインストールする場合

以下の手順でインストールします。

  1. すべての富士通製製品を停止します。停止方法については、各製品のマニュアルを参照してください。

  2. FJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージをアンインストールします。

    # pkgrm FJSVsmee
    # pkgrm FJSVsclr
    # pkgrm FSUNssll

    オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)の場合

    # rpm -e FJSVsmee64
    # rpm -e FJSVsclr64

    オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)以外の場合

    # rpm -e FJSVsmee
    # rpm -e FJSVsclr
  3. バッチ実行基盤をインストールします。

  4. バッチ実行基盤でインストールしたFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージのバージョンが、すでにインストールされていたパッケージよりも古い場合、FJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージをアンインストールします。

    # pkgrm FJSVsmee
    # pkgrm FJSVsclr
    # pkgrm FSUNssll

    オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)の場合

    # rpm -e FJSVsmee64
    # rpm -e FJSVsclr64

    オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)以外の場合

    # rpm -e FJSVsmee
    # rpm -e FJSVsclr
  5. 新しいバージョンのFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージを同梱していた製品からFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージを再インストールします。インストール方法については、その製品のマニュアルを参照してください。

  6. 1.で停止したすべての製品を起動します。起動方法については、各製品のマニュアルを参照してください。