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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

23.1.3 静的イベントチャネルの生成

Interstage管理コンソールを使用して、JMSアプリケーションがメッセージの送受信に使用するイベントチャネルを作成します。
Interstage管理コンソールの使用方法については、“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールによるInterstage運用”を参照してください。


注意

  • グローバルトランザクション機能を使用する場合は、データベース連携サービスが起動されている必要があります。データベース連携サービスの起動については、“第20章 JTSの運用”を参照してください。

  • データベース連携サービスを使用する場合、SSL連携は使用できません。

  • イベントチャネルの作成時、初期状態としてイベントチャネルの自動起動が設定され、Interstageの起動(イベントサービスの起動)時に自動的に起動されます。イベントチャネルの自動起動は、Interstage管理コンソールを使用して変更できます。

  • SSLアクセラレータを使用してイベントチャネルが存在するマシンにSSL環境を構築せずに運用する場合、Interstage管理コンソールを使用してイベントチャネルを作成できません。esmkchnlコマンドを使用してイベントチャネルを作成してください。esmkchnlコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。


参考

静的イベントチャネルは、esmkchnlコマンドを使用して生成することもできます。


必要に応じて、次のオプションおよび引数を指定してください。


-g group

英数字、および以下の記号を使用できます。なお、先頭文字には、英数字だけ使用できます。

  • ハイフン (-)

  • ピリオド (.)

  • スラッシュ (/)

  • アンダースコア (_)


-c channel

英数字、および以下の記号を使用できます。なお、先頭文字には、英数字だけ使用できます。

  • ハイフン (-)

  • ピリオド (.)

  • スラッシュ (/)

  • アンダースコア (_)


-m number

グループに含まれるイベントチャネルに接続するプロデューサ、およびコンシューマの合計値(最大接続数)を指定します。本オプションを省略した場合は、16が指定されます。
不揮発チャネル運用を行う場合、“チューニングガイド”の“イベントサービスの環境定義”-“イベントチャネル・サプライヤ・コンシューマ総数の見積もり方法”を参考にして、本オプションに指定する値を見積もってください。


-notify

このオプションは、必須です。


-ptp

Point-To-Pointメッセージングモデルの場合に指定します。本オプションを省略した場合は、Publish/Subscribeメッセージングモデルとなります。


-persist all

Durable Subscription機能、イベントチャネルの不揮発化機能、ローカルトランザクション機能、およびグローバルトランザクション機能を使用する場合に指定します。


-tran

グローバルトランザクション機能を使用しない場合に指定します。


-ots

グローバルトランザクション機能を使用する場合に指定します。


-l locale

日本語メッセージを送受信する場合に、イベントチャネルが動作するマシンのコード系を指定します。
以下のコード系を指定できます。

指定値

コード系

SJIS

ShiftJIS

EUC

EUC


UNICODE

UNICODE


UTF8

UTF8


-autodiscon

  アプリケーションの異常終了やIJServerの強制停止時など、プロデューサ・コンシューマが静的生成イベントチャネルに対してConnectionまたはSessionのcloseメソッドを発行しないで終了した場合に、イベントチャネルに残ったコネクション情報を自動回収する場合に指定します。
  コネクション情報の自動回収時にトランザクション中のローカルトランザクション(未完了のローカルトランザクション)が存在した場合は、ローカルトランザクションをロールバックします。
注1)本オプションを指定した場合、CORBAサービスのクライアント側無通信監視時間の超過によりコネクションが切断される可能性があります。継続して通信する場合は、イベントチャネルへの接続から行ってください。
2Durable Subscription機能を使用する場合、本オプションを指定しないでください。

-ssl

SSL通信を行う場合に指定します。


esmkchnlコマンドの実行例

[Publish/Subscribeメッセージングモデル]
イベントチャネルの不揮発化機能、ローカルトランザクション機能を使用した運用を行う、グループ“mygroup”のイベントチャネル“mychannel”を生成する場合

esmkchnl -g mygroup -c mychannel -notify -persist all -tran

[Point-To-Pointメッセージングモデル]
イベントチャネルの不揮発化機能、ローカルトランザクション機能を使用した運用を行う、グループ“mygroup”のイベントチャネル“mychannel”を生成する場合

esmkchnl -g mygroup -c mychannel -notify -ptp -persist all -tran