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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

13.1.2 クラスファイルの作成

Entity BeanのEJBアプリケーションは、以下の6つのクラスファイルから成り立っています。
それぞれのクラス名はユーザの任意の名前を付けることができます。

下表1~4のクラスファイルはEnterprise Beanを使用するためのインタフェースです。

  

クラスファイル名

内容

1

Homeインタフェース

EJB objectの生成・検索を行うインタフェースを定義します。

2

LocalHomeインタフェース

同一JavaVM上で、EJB objectの生成を行うインタフェースを定義します。

3

Remoteインタフェース

ユーザのビジネスメソッドを呼び出すためのインタフェースを定義します。

4

Localインタフェース

同一JavaVM上で、ユーザのビジネスメソッドを呼び出すためのインタフェースを定義します。

5

Enterprise Beanクラス

サーバで実際に処理を行うクラスで、ユーザの開発するメソッドを実装します。

6

Primary Keyクラス

EJB objectの一意性を表すためのクラスです。

相関図

以下に例として、クラスファイルとクライアントアプリケーションの相関図を示します。



[図の説明]

  1. HomeインタフェースはEJB objectを作成するためのcreateメソッド、EJB objectまたはEJB objectのコレクションを検索するためのfinderメソッドを定義します。
    クライアントより、createメソッドを呼び出すと、EJB objectを作成し、同じ形式で記述されているEnterprise BeanクラスのejbCreateメソッド、続いて、ejbPostCreateメソッドを呼び出します。
    クライアントより、finderメソッドを呼び出すと、対応するEnterprise BeanクラスのejbFind<METHOD>を呼び出し、その検索結果より、EJB objectまたはEJB objectのコレクションを返却します。

  2. Remoteインタフェースは、Enterprise Beanクラスのビジネスメソッドを使用するためのインタフェースを定義します。
    インタフェースで定義するビジネスメソッドの形式は、Enterprise Beanクラスに実装されるビジネスメソッドと同じ形式にしてください。

  3. Entity Beanクラスを実装するクラスであり、ejbCreateメソッド、ejbFind<METHOD>メソッドおよびビジネスメソッドを実装します。

CMPのEntity Beanでは、6つのクラスファイルを作成するほかに、データベースとアクセスするための情報を定義してください。これをCMP定義と呼びます。

CMP定義の詳細については、“13.1.3 CMP定義”を参照してください。