Interstage Studioを使用してBMPのEntity Beanを作成した場合、Enterprise Beanの生成ウィザードで“Entity Beanの最適化処理”を選択することによって、高性能なEntity Beanを作成できます。
Entity Beanの最適化処理は、以下のいずれかの条件に当てはまる場合に使用できます。
Entity Beanのトランザクション属性が、“Mandatory”または“Required”の場合
複数件検索実行中に、トランザクションを完了しない場合
複数件検索実行中に、コネクションを切断しない場合
ローカル呼出しを使用している場合、または同一JavaVMのIJServerを使用している場合
上記に一致しない条件で使用した場合、Entity Beanの処理で誤動作することがありますので注意してください。
トランザクション属性については、“10.4.1 トランザクション管理種別とトランザクション属性”を参照してください。
注意
最適化処理を行ったアプリケーションでは、分散トランザクション機能を使用できません。
分散トランザクション機能を使用した場合、以下のすべての条件を満たすときにSQLException(“ORA-01002:フェッチ順序が無効です。”)が返却されます。
復帰値がEnumerationもしくはCollectionのfinderメソッドを実行
復帰値Enumerationに対してnextElementメソッド、もしくは復帰値CollectionのIteratorに対してnextメソッドを実行
Oracleで1度にフェッチされるレコード数(デフォルト値 10)分だけnextElementもしくはnextを実行