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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

10.2 Entity Beanの実行環境

ここでは、Entity Beanの実行環境について説明します。

Entity Beanとは

Entity Beanは、業務データ(顧客情報、注文情報など)を表現するオブジェクトです。
Entity Beanのクラスは、リレーショナルデータベースのテーブルに、Entity Beanのインスタンスは、そのテーブル内の行(レコード)に、それぞれマッピングされます。

以下に、Entity Beanの特徴を示します。

永続性

Session Beanと異なり、Entity Beanの状態はデータベースのレコードとしてディスクに保存されるため、永続性があります。
システムの異常やサーバ停止でも消滅しません。

共有アクセス

Entity Beanは複数のクライアントから共有され、同時にアクセスされることがあります。
この場合、データの整合性保証は、トランザクション管理により実現されます。

Primary Key

Entity Beanはそれぞれ一意なオブジェクト識別子(Primary Key)を持っています。
この識別子によって、クライアントが特定のEntity Beanを検索できます。


以下に、Entity Beanの例を示します。


データベースの表Account Xを、Entity BeanAccountで実現する例